意外とデリケート!? 「そうめん」の賞味期限と保存方法
2015年6月4日 | よみもの意外とデリケート!? 「そうめん」の賞味期限と保存方法

【女性からのご相談】
30代後半主婦です。これからそうめんが大活躍する時期ですね。先日、義母がいろんな食材とともにそうめんを送ってくれました。でも、よく見ると賞味期限が3年も切れています。義母に伝えたら、「そうめんは10年たっていても大丈夫」と言われました。私としては食べるのを躊躇してしまいます。
そうめんの賞味期限は約3年程度です。
ご相談ありがとうございます。片付けパーソナリティあさがみちこです。
そうめんの収納や賞味期限などを気にされている方が結構多いようで、私のブログにもそうめんに関して検索し、訪れてくださる方もたくさんいらっしゃいます。
数年前、私の母も、「そうめんは何年でも保存できるのよ!」「年月がたった方がおいしいのよ!」なんて言っていましたが、数年前とあるメーカーに問い合わせたら、やはり、「そんなことはありませんよ!」とおっしゃっていました。
どのメーカーもそうめんの賞味期限は未開封の状態で約3年程度です。意外と長期保管できる食材ではあるものの、そうめんは他の粉モノ同様、虫やニオイが付きやすいんです。

そうめんはデリケート。開封後は虫がついたりカビが発生しないよう注意を払いましょう
開封したら、ゴムなどでさっとまとめて棚の中に……なんていう中途半端な状態で保存するのはNGです。開封後はしっかりと密封容器に入れて、高温・湿気のある場所は避け、風通しのいいスペースに収納しましょうね。お客様のお宅に伺うと、たまにお中元で頂いたままのそうめんが押入れの中に置いてあることがありますが、押入れは湿気もたまりやすい場所です。
そうめんの収納方法
ちなみに、私は未開封のモノに関しては棚にしまっていますが、開封したそうめんはニオイ移りが多少気になるものの、虫がつくのを避けるために密封容器に入れ、冷蔵庫で保存しています。ただ、何分ゆでるのか忘れてしまうので、マスキングテープにゆでる分数を記入して、ふたに貼っています。
番外編:そうめんと冷麦の違い
そうめんと冷麦は製法や太さが違います。そうめんが手延べなのに対し、冷麦は多くが機械麺です。さらに麺の太さが違います。そうめんの方が冷麦よりも細いのですが、全国乾麺協同組合連合会によると、機械製麺の場合、長径1.3mm未満がそうめん、1.3mm以上1.7mm未満が冷麦とされているとのこと。
ご相談者様のおっしゃる通り、これから夏に向けてそうめんや冷麦は大活躍することでしょう。そうめんは、和洋中とアレンジの効きやすい食材です。せっかくですからいい状態で保存して、おいしく召し上がってください。
お義母さまには、角が立たないようやんわりとお礼だけ伝えるのがよさそうですね。
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●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)