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意外なことがストレスに!? 赤ちゃんが“夜泣き”する原因とケア方法

意外なことがストレスに!? 赤ちゃんが“夜泣き”する原因とケア方法

【ママからのご相談】
もうすぐ2歳になる息子の夜泣きがひどくて困ってます。小児科に行ってもみましたが、「生活習慣を見直して」とか、「強い刺激を与えすぎないように」とか言われ、その通りにしているのになかなか治りません。親の方が寝不足でどうにかなりそうです。

a 日中に受けたストレスが夜泣きにつながります。ケアをしてあげましょう。

こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。

毎日の夜泣きは、本当に大変ですよね。それでも、お子さんのためにしっかりと小児科を受診したりして、ご相談者様はお子さんのことを大事にされているのがよくわかります。

小児科の先生のおっしゃった通りに行動されても、夜泣きが治まらないとのことですので、メンタルの面からもう少し詳しい説明をさせてください。

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ストレスで夜泣きをしていることが考えられます

2歳でも日中に何かしら行動をすれば、ストレスを抱えます。自分がやりたいと思ったことができなかったり(おもちゃを取られたなど)、子どもが親にもっと甘えたいと思っていたのに叶わなかったなど、親にとって何でもないと感じることでも心に残ります。それがストレスです。こういった出来事を夢の中で再現し、自分の中で処理をしようとします。そのとき、子どもが刺激的だと感じたり、夢に圧倒されることが夜泣きにつながります。

親の怒り顔、怒った声がストレスになることもあります。親が手をかけすぎてもストレスに感じてしまうこともあるのです。親は、「しっかり手をかけているのに何で?」と思われるかもしれませんが、年齢を考えれば、まだ発達段階の途中です。刺激を感じる脳も同様です。「こんなことで?」と思わずに、全てを受け入れてあげるようにしてみましょう。

強い刺激もさまざまな種類があります

よく、テレビばかり観させているのは良くないという話を聞きますよね。強い光や大きな音などが強い刺激になるからと。しかし、それだけではありません。お子さんの性格にもよりますが、人混みのざわざわする感じや、きらきらと光るもの、音に関するもの(大きな音だけでなく、子どもが不快と感じる音)、肌触りの良くないものに長く触れることも、このくらいの年齢では強い刺激になります。

ここで大事なのは、子どもの感覚で感じていることが中心なのであって、親の感覚ではないということです。

具体的な方法とは?

まず、夜泣きをしたら親が眠くても背中をなでてあげるなど、何らかの対応をしてあげることです。ご相談者様も、背中をさすって安心できるような行動を取っていることでしょう。その行動に耳元でお子さんの好きな歌を優しく歌ってあげたりすることも効果的です。

目をつぶったままひどく泣いている場合は、いったん起こしてしまうと夢から覚めますので、お母さんを感じることができて泣き止みます。これでも泣き止まないときは、体調が悪い場合がありますので、体調をみてあげることが必要です。

心の不安を取り除いてあげることを大事にしてあげてください。日中の生活では、お母さんとの関わり(運動・絵本の読み聞かせ・笑顔で接するなど)やスキンシップを大事にします。そして、夜泣きをした場合でも、朝はきちんと起こすことをしてあげてください。

「寝不足になるから」と起きるまでそのままにしておくお母さんもいるようですが、できるだけ朝になったら起きるようにすることで、自然と生活リズムが身について、寝る時間がきっちりしてきます。ここが医師がいう、「生活習慣を見直して」の部分です。日の光を浴びることで自然と目が覚めますから、ぜひやってみてあげてください。

人に頼ることも大切

私も2人の子がおりますが、2人とも夜泣きがひどかったです。当時は、仕事と子育てと家事でヘトヘトでした。保育士さんにお願いをして保育園で何かあったら迎えのときに教えてもらうようにしたり、帰宅後は抱っこひもで顔が見えるように抱っこしながらできる家事を中心に行い、話しかけたり歌を歌いかけたりしました。

子どもが寝てしまったり、降りたいという仕草をしたら、サークルの中へ入れて、目の届くところにいさせながら遊ばせて、私は食事を作るという感じで数年やってきました。

母親業は24時間です。ですから、夜泣きは本当にきついです。親の体力を奪いますから、親も子どもと一緒に昼寝をする時間を確保しなくてはいけないでしょう。

仕事をしていたりして、そんな時間がなかったりすることだってあると思います。それに、お子さんを保育園に預けている場合は、その間にどんなことがあったか見ることができませんね。

夜泣きがひどいことを保育士に伝えておくことも夜泣きを遠ざけることにつながります。ご相談者様だけが頑張るのでなく、みんなで力を合わせて夜泣きをしなくてもよくなるようにしていきましょう。

【参考文献】
・『人気小児科医が教える! 赤ちゃんとママがぐっすり眠れる安眠レッスン』小山博史・著

●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)

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