何歳からがベスト? 子どもに「お箸の持ち方」を教えるポイント3つ
2015年6月2日 | よみもの何歳からがベスト? 子どもに「お箸の持ち方」を教えるポイント3つ

【ママからのご相談】
2歳の女の子のママです。最近、子どもがお箸に興味を持ち始めたようで、お箸を持って食べようとするのですが、うまくいかずにお箸を投げてしまったり、ご飯で遊んでしまったりして私自身がイライラしてしまっています。まだお箸を使わせない方がよいでしょうか?
食事の時間ではないときにゲーム感覚でお箸の練習をしてみましょう!
ご相談ありがとうございます。フリーライターのmikiです。
2歳になると、世界が広がると同時に好奇心も旺盛になり、大人と同じことをしたがるようになります。食事中も大人と同じようにお箸を使ってみたいと意思表示をするのも2歳ごろと言われています。
なるべくお子さんの意思に沿ってお箸を持たせてあげようと思っても、時間の制限があったり、お子さんが上手にお箸を使えずに遊んでしまったりすると、「まだ早い」と判断してお箸を渡すのをついつい後回しにしてしまいがちです。
それでは、いつごろからお箸を持たせた方がよいのでしょうか。幼稚園の園長先生にお話を伺いました。

お箸の練習をするときのポイント3つ
(1)興味を持ったときにマイお箸を用意しましょう
まずは、お箸を持たせる時期についてですが、園長先生3人に伺ったところ、全員の先生が『お子さんが興味を持ち始めたとき』との回答でした。
ある園長先生によると、『食事中、お子さんの目線が親御さんのお箸に向いたとき、興味を示しているようであればお箸を用意していい時期』だそう。
2歳ごろになると興味を示すお子さんが多いそうですが、2歳で興味を持っていなくても焦らなくて大丈夫です。興味のアンテナは、個々によってさまざまですから時期を見極めることも大切です。
(2)お箸の練習はゲーム感覚で
別の園長先生が提案してくれたのが、『食事中ではないときにゲーム感覚でお箸の練習をする』というアイデア。
100円ショップなどで販売しているデコレーション用ボールを用意して、まずはトングなどでつかむ練習をします。握力がついてきたらお箸の持ち方を練習して、慣れてきたらデコレーションボールをつかむ練習をします。
このように、段階を踏んで練習をしてクリアしていくことで、達成感を増やしてあげます。この“小さな達成感の積み重ね”がお子さんの自信の種を増やし、積極的に練習してくれるようになるそうです。
(3)練習用のお箸に頼り切りにならないように
わが家の場合、息子に練習用のお箸を持たせたのですが、あまり練習用のお箸に慣れてしまうと普通のお箸に移行することが難しくなるそうです。
園長先生からのアドバイスは、『できれば、最初から子ども用の短いお箸をお子さん自身に選ばせて、「○○ちゃんのためのお箸よ」と伝えて、長く持たせる方が短期間で覚えられる』とのことでした。
食事以外の時間は余裕を持ってお子さんと向き合えるので、タイミングとしてはおすすめだそうです。お子さんに与えるハードルを低くして、「できた!」を少しずつ増やしていくことが成功への近道なのかもしれませんね。
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●ライター/miki(フリーライター)