捨てられない! パンパンに膨らんだ“財布の中身”をスッキリさせる方法
2015年6月1日 | よみもの捨てられない! パンパンに膨らんだ“財布の中身”をスッキリさせる方法

【ママからのご相談】
30代主婦です。ママ友みんなで集まっているときに財布が大きすぎると笑われました。たしかに財布の中身はいつもパンパンですが、お恥ずかしながらお金以外のものです。通帳やポイントカードや割引チケットやレシートが大半を占めています。カードやチケットはいつ要るかわからないので入れているのですが、段々増えて財布を閉じにくいほど。レシートも、「持ち帰って家計簿をつけるぞ!」と意気込むのですが、なかなかできずにいます。財布は長財布の決して小さくないものを使っていますが、いつか必要になるかもしれないと思うとなかなか中身が減りません。
財布の管理は自分自身の管理でもあります!
ご相談ありがとうございます! ライフオーガナイザーの阪口ゆうこです。
女子にあるあるの“財布デカ目現象”……。私の周りも比較的皆デカイです。そのようになってくると必然的に財布の中身が把握できなくなっちゃいますね。
並行して管理がしづらくなって、出掛け先のレジ前で長時間ゴソゴソ……。そして、お会計前に思っていたほど現金を持っていないということが発覚! なんて恥ずかしい思いをすることも出てくるかもしれません。
なぜそうなるかをひも解いていきましょう。

そもそも財布はなぜ膨らんでいくのか
品川心療内科のホームページに、
旅に出るときの荷物の多さは、その人が抱えている不安の量に比例します。
と、あります。
たしかに、私自身の片付け業務の経験で、物が手放せないタイプの人のセリフとして、「いつか必要になるかもしれない」という言葉をよく耳にします。そうやって空間が使わないものであふれていきます。
ご相談者様も、「財布に入れていれば安心!」そんな心理状態なのかもしれませんね。このクーポンやポイントカードを入れておけばいつか使うかも知れない。必要なときにクーポンやポイントカードがなくて損をするのは嫌だ。こんな思いもあるのでは?
毎日持ち歩く必要はない
たしかに、外で友人たちとご飯を食べるときなど、「ここの割引チケット持ってるのよ!」なんて、特に関西圏で言うとヒーローみたいに扱われます。しかし、はっきり申しますと、それを毎日持ち歩く必要性はありません。
単純かつシンプルに、目的のお店に行く日にだけ持ち歩けば良いのです。ましてや、割引チケットやらレシートで本来のお金の出し入れがしにくい、財布が閉まりにくい、重い、デカイ、の四重苦だと、何のための財布なのかわかりませんね。
じゃあどうすれば膨らみは解決する?
だからといって、無理に割り引きチケットやレシートを捨てる必要はありません。財布の中身が詰まってなければ心に穴が開く。不安で外出できない。そういう心理状態になるのでしたらこのままのほうがいいと思います。
しかし、財布の管理ができていない状況をしんどく思ってらっしゃるのでしたら、財布を分けることをお勧めします。財布は1つでなければならないなんてルールはございません。
「カードも持ちたい!」「クーポンも持ちたい!」「レシートも心ゆくまでためたい!」でも、本来のお金を見失ってしまう……という状況を打破するなら一番近道です。
最後に
ここで私の話をひとつ。
私はクーポンもポイントカードもほとんど入れていません。というか、自分にとって必要なもの以外ほとんどもらいません。向こうから、「作りましょうか?」と声をかけてくださっても、お礼を言ってお断りします。きっと私がもらっても捨てることになるから、必要な方にあげて欲しいのです。
私は、ポイントカードは特定のお店のものだけを持ちます。ひと月に1回行くか行かないかわからない程度のお店のものは必要でないと判断するルールを持っています。
クーポンをもらったら、そのお店に行く日を計画し、基本的に使うものだけを持つのです。お金、銀行のカード、免許証、よく行くお店の会員カード……そんなところではないでしょうか。
今はとてもマメなことをしていると思いますが、私自身も以前はご相談者様のように財布デカ目でした。まずは何が自分には必要なのか、そこから考えることが大切です。
【参考文献】
・『準備する荷物の量が増えてしまうあなたへ』中村文昭・著
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●ライター/阪口ゆうこ(ライフオーガナイザー)