働きたいママ必見! 保育環境で「認定子ども園」を選ぶポイント4つ
2015年5月27日 | よみもの働きたいママ必見! 保育環境で「認定子ども園」を選ぶポイント4つ

【ママからのご相談】
今年2歳になる男の子のママです。近所にはどのような幼稚園があるのか調べています。認定こども園があることがわかりましたが、普通の幼稚園とどう違うのでしょうか。
幼稚園と、保育の機能を持った施設です。
認定こども園とは、幼稚園と保育所、双方の機能を備える施設のことで、全国に約1,300か所(平成26年4月現在、文部科学省、厚生労働省幼保連携推進室より)あり、幼稚園が認定こども園になるか、保育園が認定こども園になるかでかなり受け入れ態勢に差があると思われます。

幼稚園と保育園、受け入れ態勢の違い
幼稚園が認定こども園となった場合
幼稚園は3歳から就学前までの幼児教育を担う教育機関で、文部科学省の管轄です。認定こども園になるには、保育に欠ける子どものための保育時間を確保するなど、保育所的な機能を備えることが必要です。つまり、3歳から、親の就業に関わらず受け入れられ、通常の幼児教育時間が終わった後に預かり保育を受けられることになります。
保育園が認定こども園になった場合
保育園は厚生労働省の管轄で、0歳児から親の就業などの審査を経て入所できます。認定こども園になるには、働いていない親の子どもを受け入れ、幼稚園的な機能を備えることになります。
幼稚園型、保育園型、どちらが入りやすい?
保育園型の認定こども園は、0歳児から既に在園している子どもで定員に達しており、追加の募集がごく少数の場合があります。この場合の追加募集は、親の就労に関係なく行われるのでもちろん応募は可能ですが、応募数が定員を上回った場合は抽選になります。
一方、幼稚園型は、3歳児の一斉入園なので定員が多く、親の就労状況は関係ありません。利用したい人が預り保育を利用できるという仕組みです。そのため、入園しやすいのは断然、幼稚園型になります。ただし、幼稚園型認定こども園そのものの人気が高く、そうでない幼稚園や保育園より倍率が上がる場合もあります。募集定員を上回った場合、入園の選考は抽選です。
いくらくらいかかるの?
保育園型、幼保一体型で長時間預ける場合は保育園の保育料と同程度、幼稚園の時間帯のみ利用の場合は世帯の所得に応じて2,000円~8,000円/月程度で公立幼稚園と同水準です。預り保育を利用する場合はその分加算されます。
どうやって調べればいい?
自治体のホームページに、保育料、申込み方法などの詳細は載っています。しかし、保育園は福祉、保育のページ、幼稚園は教育のページと、別の掲載になっている自治体もあるので、保育園、幼稚園両方から情報を見ることが大事です。
一方、子ども、教育として1か所にまとめてくれている自治体もあります。就業していないママの場合は幼稚園での応募になるので、教育のページを参照するようにするとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
3歳児で幼稚園に入園し、少し時間ができたから働きたい、と思っても、長期休暇の預け先がないため、働くことを諦めた人、保育園は働いていないと入れないため、保育園入園も仕事も諦めた人もいるでしょう。
また、幼稚園在園中に仕事復帰したため、民間のアフタースクールに入れて高額の保育料を支払わなければならない人もいます。認定こども園はこういった親のニーズを汲み取ってくれる施設です。働く意欲のある専業ママは、認定こども園を選択肢の1つに入れてみてもよいでしょう。
【参考リンク】
・一時預かり事業(幼稚園型)について | 内閣府(PDF)
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