早起きできない=予兆? “鬱”になりやすいママの特徴8つ
2015年5月25日 | よみもの早起きできない=予兆? “鬱”になりやすいママの特徴8つ

【ママからのご相談】
1歳半の子どもがいます。子どもは早寝早起きですが、私は毎朝起きられません。昼ご飯前にやっとの思いで起き上がり、食事を作ります。公園に遊びに行くことはできていますが、自分の怠惰が嫌になるくらい。キラキラしているママがうらやましいです。
「朝、起きられない」は、“うつ”のサイン!? この8項目に当てはまるママは気をつけて!
毎日、ママ業を頑張っていらっしゃるのですね! なかなか起きられないご自分を、「怠惰」と言うあたり、とても几帳面で一生懸命な方ですか?
私は“精神”の専門家ではありませんが、“早起きできなくなったママ”に当てはまりそうな8つの項目をあげてみました。もし多くの項目に当てはまる場合、“子育ての頑張り過ぎで、お疲れ気味”。また、“うつ”の傾向があるかもしれません。

“うつ”になりやすいママの特徴8つ
(1)日中、子育てを一人でしている(祖父母が近くに住んでいない。夫の帰宅時間が遅いなど)
(2)完璧主義で、何でも80%以上は達成したい
(3)出産前は、仕事に熱中していた(今は仕事から離れている)
(4)引越しをして3年未満、近所に立ち話をするような知人はほとんどいない
(5)体は、一日中だるい
(6)子育てには、やはり力を入れたい
(7)ママサークルに入るのに気が進まない(あまり集団行動が好きでない)
(8)何事も、頑張れば、わりと自分でできてしまう
早起きできないのは、子育てのプレッシャーから!?
朝、起きられないのは、うつ気味な人にある症状です(昨夜の就寝時間が遅かった場合、病気を患っている場合を除く)。決して怠惰なのでなく、子どもを愛しているのだけれど、
・子育てをほとんどひとりで背負うプレッシャー
・思うようにいかない育児へのイラ立ち
・かつて輝いていた自分と比べての落ち込み
など、心理的な負担があるのかもしれません。
厚生労働省のサイト“こころの耳”では、うつ病になる原因として、
職場や家庭での役割の変化(昇格、降格、結婚、妊娠など)
を挙げています。うつ病になりやすいのは、
・義務感が強い
・仕事熱心
・完璧主義
・几帳面
・凝り性
・常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする
といった性格の人。そして、
努力の成果が伴っているうちはエネルギーの回復もみられますが、成果が出せない状況が生じたり、脳内エネルギーの枯渇が起これば発症の危険が高まる
とあります。
ハードワーカーだった人は、特に要注意!
出産前にバリバリ働く“ハードワーカー”だった女性は、特にこういう症状に陥りやすいそうです。努力すれば成長できた“仕事”に比べ、育児はほとんど思い通りに行きませんね。私の感覚では、「子育ては、思い通りにいかない」と骨身にしみるまで3年かかりました。
“他人を頼る”ことが難しい性格の人もいる
実際のところ、“子育てを誰かに手伝ってもらう”ことさえ難しいときがあります。頑張れる人はいざとなれば頑張ってしまいますから、なかなか他者を頼れないのです。「ママ友を作りましょう」というアドバイスも、環境によっては難しいかも。
自分を責めないで! “時間”が解決します
「ひとりで子育てを抱え込む時期が、一生続くのではないか」と思っていませんか? 私自身もそんな時期がありましたが、実は、“数年間の期間限定”であることが分かりました。例えば、お子さんが保育園や幼稚園に入学する時期になれば、一人で行動する時間もできて、気がラクになるかもしれません。
この際、「怠惰だって上等! 昼に起きたっていいじゃん!」と開き直ってはいかがでしょうか? 起きる時間が遅いのは、あなただけのせいではありません。それは子育て環境すべてが関係していることなので、自分だけを責める必要はありません。
それに、誤解を恐れずに考えると、キラキラしているママは、たぶん何かを諦めていると思います。「おかずは一品。パスタばっかり」とか、「疲れた日は、外食」、「自分で子育てしたいけど、時々、ファミリーサポートにパッと預けちゃう」とか。
キラキラ感は、何かを諦めてできた余裕で生まれている。ご相談者様の場合は、“起床時刻が遅くなる事実”を諦めて、「まあ、いっか」と自分を認めてあげてもよさそうです!
【参考リンク】
・うつ病とは? | こころの耳(厚生労働省)
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