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  • ○○を褒めてヤル気UP! 子どもに勉強の自信がつく“有能感”の与え方

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○○を褒めてヤル気UP! 子どもに勉強の自信がつく“有能感”の与え方

○○を褒めてヤル気UP! 子どもに勉強の自信がつく“有能感”の与え方

【ママからのご相談】
中学校に上がったばかりの娘がいます。先日、初めての定期試験があり、一生懸命勉強したようですが結果が芳しくありませんでした。なんだかすっかり自信をなくしてしまったようで、意気消沈しています。

中学受験で一生懸命頑張って入った中学校なので、できれば娘にはやる気を持って勉強してもらいたいのですが、こういうときは親としてどんな点に気をつけたらいいでしょうか?

a お子さんの“有能感”を育ててあげましょう。

こんにちは。教育コンサルタントの佐々木です。勉強が苦手、勉強が嫌いな子どもに自信をつけるために、勉強方法ややる気アップのためのアドバイスを行っております。

中学受験をする子は小学校で優等生だった子が大半だと思います。ですが、受験して入った学校では周りの生徒さんが同じくらいの学力の子が多いため、小学校とのギャップに落ち込んでしまう子も多いです。

もしかしたら、娘さんは自分の学力に自信をなくしてしまったのかもしれません。

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やる気をなくすのはどんなとき?

『学習性無力感』という概念があります。人は、自分の能力や努力では状況が好転しない、うまくいかないと学習してしまうと、「自分は無力だ」と思い込み、それ以上の努力をしなくなってしまうという実験結果があります。

たとえそれがその人の能力から見れば容易なことであっても、一度、「無理だ。できない」と学習してしまうと、それ以上何もしなくなってしまうのです。

大切なのは、「能力がある」と思えること

お子さんのやる気を削がないためには、お子さんが、「自分は能力がない」と思わないようにすることが大切です。つまり、「あなたは能力がある」と絶えず伝えてあげてほしいのです。

たとえば、お子さんの小テストの結果がよかったとき。「よく頑張ったね」と言ってしまうことはありませんか? これは、努力をほめる言い方です。努力をほめるということは、「能力は足りないけれど努力でカバーした」というメッセージになってしまいます。

反対に、

・「やっぱり、あなたはよくできるのね」
・「これが得意なのね」
・「能力があるのね」

と、能力に対して声をかけると、「自分は能力がある!」とお子さんが思うことができます。

叱るときは、「努力不足」

試験で悪い点を取ってしまったとき、お子さんの自尊心は下がっています。

たとえ、口に出さなかったとしても、「私はダメなんだ」「僕は勉強ができないんだ」とお子さんは落ち込んでいるかもしれません。そんな心境のときに、「あんたはダメね!」と叱責されてしまったら、有能感がドーンと下がってしまい、勉強嫌いまっしぐらです。

試験がダメだったときは、お子さんが、「自分は能力がない」と思ってしまわないように接してあげる必要があります。

たとえば、

・「今回は努力が足りなかったよね。もっと努力しようね」
・「やればできるんだし、次はもう少しがんばってみたら?」
・「勉強時間が足りなかったのかもしれないね」
・「苦手なことがたくさん出たんだね。復習しようか」
・「今回は運が悪かっただけだよ」

といったように、「能力は十分にあるのだけれど、今回は努力や時間など、別の部分が足りなかっただけ。次はがんばろう」というメッセージをお子さんに伝えてあげてください。


お子さんが無力感に陥らないためには、「能力がある」ことを強調してあげることが重要です。ほめるときは能力の高さをしっかり伝えてあげましょう。反対に、うまくいかないときは、能力以外の部分に目を向けることで、お子さんの自信を守ることができます。

入学したてで大変なことも多く、娘さんも苦しい思いをしているかもしれません。ぜひ、お母様が支えてあげてくださいね。

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●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)

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