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TVゲームは無理? アラフィフパパが幼い子どもと遊べるアイデア2つ

TVゲームは無理? アラフィフパパが幼い子どもと遊べるアイデア2つ

【パパからのご相談】
50代の会社役員です。40代最後の年にようやく授かった第1子である男の子が幼稚園の年中になり、そろそろ父親と遊ぶのが楽しくて仕方ない年ごろになってきたようです。今はまだお絵かきや積木遊びで大満足している様子ですが、これからもっと大きくなってくると、世代的にテレビゲームもやらない私などは、何をして息子と遊んでやったらよいものでしょうか。20代・30代のお父さんたちのようには激しい走りとかできませんのでサッカーとかも自信がないし、フィールドアスレチックは体が重すぎてケガをしそうですし……。

a それほど無理をせずにパパも一緒に夢中になれる遊びはあります。

こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。ご相談ありがとうございます。

私の場合、第1子の女の子は20代で授かったのですが、第2子の男の子を授かったのは43歳のときでした。そのため、ご相談者さまのおっしゃることはよく分かります。

私もテレビゲームは(やったことはありますが)いたしませんし、やはり50代も半ばになりますと走ることが苦手になります。でも、それほど無理をせず、難しく考えなくても息子さんと一緒にパパも夢中になれる遊びはたくさんありますので、ここでは2つほどご紹介したいと思います。遊びの医学的な効用については医師の見解もあわせて記述させていただきます。

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自転車の乗り方を教えて一緒にサイクリング

年中さんならそろそろ自転車の乗り方を教えてあげるといい年頃です。最初はサドルを目一杯下げた状態で両足が地面にべったりと着くくらいの小さな自転車を買ってあげることが大事です。

公園などの広い場所で周りに人がいないことを確かめたら、自転車のペダルを外してしまってください。そうしてお子さんをまたがらせたら両足蹴りで前に進む練習をさせます。ときどきパパが両手を握って補助してもオーケーです。車輪が回っている間は倒れないことがわかってきますので、バランスが取れるようになったらペダルを取り付けてこぎ出す練習をします。

この段階におけるお子さんの進歩の過程を見るのはとても楽しいものです。最初は1m、2mから次第に3m、5m、10mと、走れるようになってきます。止まるときにはしっかりとブレーキをかけて止まることも、忘れずに教えてあげてください。

こうして4~5回の日曜日を自転車練習に費やせば、シンプルなサイクリング道路であればパパと一緒に走れるようになれます。親子で風を切って走るのはとても爽快ですよ。

『50代のパパにとって日常的にサイクリングをすることは、加齢とともに筋肉量が少なくなる太ももの筋力アップに効果があります。また、サイクリングはランニングのように膝や腰への負担が大きくないため同じエネルギー消費でランニングの3倍の時間、運動を継続していることができます。運動時間が長くなることによってその分脂肪が分解する割合が大きくなるため、サイクリングにはダイエット効果も期待でき、体が軽くなればパパもフィールドアスレチックに挑戦する気が起きるのではないでしょうか』(60代男性/都内整形外科・胃腸科クリニック院長・医師)

年中さんならリバーシ(オセロ)や将棋といったボードゲームもできます

テレビゲームをあまりやらない世代のご相談者さまでも、ボードゲームならお手の物なのではないでしょうか。お子さんはテレビゲームは親が一緒にやってくれなくても勝手にどんどん覚えて行きますので、むしろアナログ・テイスト漂うボードゲームを教えてくれるパパを、「スゴい」と思うかもしれません。

年中さんであれば、ルールがシンプルで覚えやすいリバーシ(白と黒の石を取り合うゲームで、わが国では特定の玩具メーカーが商標登録している『オセロ』という呼称が一般的)がおすすめです。斜めのラインまでじゅうぶん頭に入れて戦うことがまだちょっと難しいかもしれませんが、ルールが簡単なのでお子さんでもすぐに覚えられます。

また、年中さんには難しいのではと思われがちな将棋も、駒に動きが書いてある幼児・児童向けの将棋セットを用いれば、お子さんも楽しく遊ぶことができます。

『50歳になる直前に第1子を授かったご相談者さまは、息子さんがまだ学生のときに70代を迎えることになります。認知症になっているわけにはいかないのです。その意味でも、息子さんと一緒にリバーシや将棋といったボードゲームに興じることはおススメです。最近の研究では、認知症予防に効果がある遊びは、知的な遊びとしては将棋・チェス・囲碁・リバーシなどのボードゲームが1番で、次いで楽器演奏でした。

何故ボードゲームが認知症の予防に効果があるのか。ボードゲームは自分の手に集中するだけでは勝てず、戦いの状況や相手の戦力などを読み取り考えなければ勝てないので、脳の中で論理的に思考する役割を担う部分が刺激され、血流が良くなるからだという説があります』(60代男性/都内内科・神経内科クリニック院長・医師)


いかがでしょうか。今回ご紹介した遊びはサイクリングとボードゲームだけですが、いずれもお子さんも大喜びするはずですし、パパの心身の健康のためにもとても良いものです。ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでください。

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●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)

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