本だけは手放せない! モノを捨てずに片付ける「家財保管サービス」5選
2015年5月11日 | よみもの本だけは手放せない! モノを捨てずに片付ける「家財保管サービス」5選

【男性からのご相談】
30代男性です。2DKに住んでいますが、本が多くて困っています。でも捨てたくないという気持ちが強いのです。どうしたらいいと思いますか。
捨てたくなければとっておけばいいじゃない。
ご相談ありがとうございます。片付けパーソナリティあさがみちこです。
捨てることにこだわらず、どうしても処分できなかったら、とっておけばいいのです。

捨てたモノは戻ってこない
「スッキリ暮らす! モノは少なめに!」
そうは言っても、どうしても捨てられないモノってありますよね。とはいえ、部屋の広さを考えると置いておくのは困難。そういったときは無理に処分して後悔するのではなく、さまざまなサービスを利用しましょう。
『平成24年総務省統計局家計調査年報』によると、2人以上の1世帯当たりが1年間にどのくらい本(雑誌などを除く)を購入したか調査したところ、8,556円でした。単行本は1冊1,500円前後といった相場を考えると、各家庭が本に費やすお金は決して高くはなく、本離れは確実に進んでいるのでしょう。
しかし、デジタル書籍が出ているこの現代でも、家の壁一面が本で埋まっているような方も結構多いですよね。私の知人でも、お客様でもいらっしゃいます。
「大好きな本をリサイクルに出したりするのは嫌」「また読み返したい」「本は財産」、ごもっともです。ただ、書庫があればいいですが、本が多すぎて居住スペースを脅かすのであれば、考えないといけないですよね。
私は実際お目にかかったことはありませんが、本が多すぎて床が抜けてしまったというウソのようなホントの話もあるのです。
オススメの保管サービス5つ
本に限らず、預かってくれるサービスは意外とある!
三省堂書店risoco
たとえば、ご相談者様がお悩みの本。三省堂書店risocoでは、保管サービスを行っています。
管理の行き届いた倉庫で保管し、必要なときはWebで簡単に取り出しの依頼ができ、自宅まで届けてくれます。
日本通運
日本通運は書類の保管サービスを提供しています。デジタル化サービスもあるので、「書類は処分したいけどデータは必要。でも、自分でデジタル化する時間がない」といった方にもおすすめですね。
デリバリートランク
また、あまり使うことがなければ、玄関などの場所をとってしまうばかりで家族の頭を悩ませがちなのが、ゴルフバッグやキャンプ用品。デリバリートランクではスキーやスノーボード、スキューバダイビングといったシーズンが限られた使用頻度の低いスポーツ用品も預かってくれます。
三菱倉庫
湿度管理が難しいピアノや弦楽器。これらは長期の海外移住をするなどの場合、「手放すしかない」と思っている方も多いはず。ところが、なんと三菱倉庫は湿度管理も行いつつ、しっかり保管してくれます。
ミニクラ
寺田倉庫が展開するミニクラでは、ワインの保管を行っています。他にも、預かったモノをオークションに出品するオプションサービスなどもあります。
私自身、冬の衣類はクリーニング保管サービスを利用しています。クローゼットの中は数か月間スッキリ快適。そして宅配便でお願いするので、クリーニング屋さんに行く手間も省けちゃうんです。
今はトランクルームを借りなくても、その分野に強い企業がしっかりと管理をしてくれる時代です。多種多様なサービスを上手に取り入れて、モノは手放さずともスッキリ暮らす。そんな形もありではないでしょうか。
忘れちゃいけない管理料
ただここで、1つ忘れてはいけないのは、そこに私たちは対価として管理料をお支払するということ。手元にはなくてすっきりするけど、ちゃんとお金を払っていることを自覚しましょう。
便利とはいえ、「なんでもかんでも預けっぱなしにして、すっかり忘れてしまった」なんてことにならないよう、効果的に利用しましょうね。
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●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)