克服できる? 子供が人見知りするワケと正しい接し方
2015年5月1日 | よみもの克服できる? 子供が人見知りするワケと正しい接し方

【ママからのご相談】
2歳半になる娘が人見知りをします。近くに住む主人の親が会いに来るのですが、家に入ってきただけで隠れます。
抱っこしようものなら、泣きじゃくり手がつけられない状態になります。義父母に悪くて……。どうしたらなついてくれるようになりますか。
> 人見知りする子供の発達過程(P1)
> 子供が人見知りするときの言動2つ(P2)
> 人見知りする子供への接し方4つ(P2)
> 子供の人見知りを克服するポイント3つ(P3)
> 場所見知りって何?(P3)
> ママから無理に引き離すと愛着障害に?(P3)
> 発達障害・場面緘黙症の可能性も?(P4)
> まとめ(P4)
こんにちは。メンタルケアケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。
何でもお母さんじゃないとダメな時期ですね。外を歩いていても、人見知りが激しくてご相談者様が落ち着かない気持ちになっていることでしょう。
実は、私の娘もそうでした。私の父母にまったくなついてくれず、泣きじゃくる・暴れるで、手のつけようがないほどひどかったので、「精神面で何かあるのでは?」と考えたくらいです。
子供が人見知りするワケ

人見知りは、お母さんたちにとって困った悩みの1つであることは間違いありません。
しかし、乳幼児期の愛着(養育者、特に母親の気持ちを求める行動や安心感を求めること)はとても大事で、触ったり微笑みかけたり、さまざまなことをして求めます。
しかも愛着を示すのは、いつもそばにいてくれる特定の人に対してということが多いです。こうして安心できる心の絆を形成していきます。まずはそこからがスタートなのです。
ですから、人見知りをするということは、ご相談者様に安心できる絆をしっかり作れているということなのです。
娘さんの心は、ご相談者様の愛情で心が健康に成長している証しなので安心してください。
人見知りする子供の発達過程

一般的に、人見知りは生後6か月〜1歳ぐらいのあいだに始まると言われています。
一見ネガティブなようにも感じる人見知りですが、これは赤ちゃんが立派に成長している証し。
脳が発達することで、いつも一緒にいる人と見知らぬ人との区別ができるようになって起こるものです。
また、母親を安心できる場所として確保しようとする防衛的な感情によって起こるとも言われています。
→次ページでは、子供が人見知りするときの言動を見ていきましょう。