根気がいるカモ? ネガティブな“子どもの口癖”をなおす親の接し方
2015年4月21日 | よみもの根気がいるカモ? ネガティブな“子どもの口癖”をなおす親の接し方

【ママからのご相談】
現在、4歳の女の子のママです。最近、おしゃべりが上達して、なんでも「めんどくさい」と口答えをするようになりました。特に、面倒ではないことでも、「めんどくさい」と言うので、口癖だとは思うのですが、気になってしかたありません。口癖をなくす方法はありますでしょうか?
言葉の意味を理解しないで使っている場合もある、子どもの口癖。
ご相談ありがとうございます。フリーライターのmikiです。
「めんどくさい」「普通」「わからない」……子どもの返事の中で多い言葉です。また、流行語を使ったり、「ムカつく」「死ね」など人を傷つけるような言葉を使ったり。子どもから聞いたら悲しくなるような言葉ばかりですが、幼稚園の先生にうかがうと、そのほとんどは、意味を理解して使っているわけではないようです。
それでも、「口癖だから」と放っておくのではなく、少しずつ使う回数を減らしていきたいですね。そこで、幼稚園の園長先生に「子どもの口癖」への対処法について聞いてきました。

親が根気強く関わることで子どもも変わる!
まずは、流行語の場合。“流行語”というくらいですから、大人になるまで使い続けるとは考えにくいので、気にしなくても自然に使わなくなっていくそう。それでも気になる場合は、リアクションしないのがベスト。
以前、あるアニメの主人公のマネをする園児がいたそう。先生は、「おもしろい」や「似ているね」などのリアクションをせず、物まねで返答したときも「○○君の声で聞きたいな」と根気よく伝えたそうです。すると、数日後には元に戻ったそうです。「“マネしちゃダメ!”という反応もお子さんを面白がらせるだけなのでやめた方がいい」とのことでした。
母親が根気強く指摘することで、子どもに意識づけさせよう
また、「めんどくさい」などマイナスの言葉が口癖の場合。子どもは無意識のうちに使っているときがあるので、まずはお母さんから子どもに、なぜその言葉を使ってはいけないかを説明しましょう。「そんな言葉を使ったら、お母さん、悲しいよ」と気持ちを素直に伝えるのがおすすめだそう。
そして、「一緒に直していこうね」と伝えて、子どもが使ってしまったときに、「今、使ったよ」と根気強く指摘すること。すると、1日の回数がだんだん減っていくそうです。減ってきたら褒めることも忘れずに。お母さんが喜んでいる姿を見せることが大切だそうです。
忙しいお母さんにとって根気強く接することは至難の業かもしれませんが、少しずつ減ることをイメージしていきましょう!
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●ライター/miki(フリーライター)