もったいない=ゴミ!? なかなかモノが捨てられない夫への対処法
2015年4月7日 | よみものもったいない=ゴミ!? なかなかモノが捨てられない夫への対処法

【ママからの相談】
主人がモノが捨てられない人です。大学生のときの洋服や明らかに時代遅れのもの、何年も着ていなくても大切だと言って捨てません。新しい洋服を買うのなら古いものを処分してと言ったらケンカになりました。ストレスがたまります。どうしたら捨ててくれるのでしょうか。
“最後まで使う=ものを大切にしている”という認識を教えましょう。
ご相談ありがとうございます。ライフオーガナイザーの阪口ゆうこです。
答えは簡単です。“もったいないから捨てない=ものを大切にしている”は、間違っていると思います。どちらかというと、“最後まで使う=ものを大切にしている”が、正しいと思いませんか?
たとえば、一生懸命ごはんを作ったのに、熱々のときに食べてくれなくて、その上、「いつか食べる日が来るかもしれないし、もったいないから……」といってそのまま放置される。そしてその手料理はいつまでも冷蔵庫の隅で出番を待っている……そんな状況です。作り手にもその料理にも失礼ですよね。
“モノ”も一緒だと思うのです。使うことで“モノ”は生きます。使わないのに手放さないということがもったいないことだと思います。
ご主人様とモノに対しての考え方を話し合うのもいいかもしれませんね。スペースの問題も重要です。夫婦といえど価値観は必ず違います。お茶でも入れて冷静に話し合ってみましょう。

思い出の品は捨てる必要ナシ?
思い出という使い道があるのも事実です。それがあるだけでその人の心が安定する。それは十分に“使っている”のだと思います。
代表的なもので言うとへその緒や母子手帳、使い道はもうほとんどなくても手放せない方が多いですよね。他にも子どものファーストシューズや頑張ってお金を貯めて買ったバッグや洋服……。
手放すことで心に穴が空くなら、それらは残していいのではないですか? 置いておいて、そして時々出してやるのがいいと思います。そのときはぜひ手で触れて欲しいです。
全く見向きもしないのに置いておかれる“モノ”の悲しい気持ちを考えてやるのです。そしてもういいかなと思える日が来たら、手放せばいいと思います。
まずご家族で話し合うのが優先です。
その次に現状をちゃんと把握すること。スペースが足りないのであればそれもご家族で考えることが必要ですね。何度も書きますが、ご家族といえど価値観は必ず違います。思いやりを持つことが成功の秘訣です。
【参考リンク】
・服、本、思い出……あなたがどうしても「捨てられないもの」は? | athome
【関連コラム】
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●ライター/阪口ゆうこ(ライフオーガナイザー)