デートに同行? 過干渉すぎる“子離れできない親”の特徴3つ
2015年4月3日 | よみものデートに同行? 過干渉すぎる“子離れできない親”の特徴3つ

【女性からのご相談】
恋愛相談とは違うんですけど、悩みを聞いてください。私は短大生、妹は高校生、弟は中学生です。昔から両親は私だけに厳しくて、妹たちには甘すぎます。「どこの家庭も同じだよ」って親戚にも言われ、誰も味方がいません。門限は20時でバイトもできないし、お金がないから友達と遊びにも行けない。自分でバイトして賄うから、携帯も自由に使いたいです。
それに就活もすぐなので、バイトでもいいから社会経験を積みたいんです。妹は高校生なのにバイトを許可されていて、帰宅は22時を過ぎます。大学も行きたくないなら行かなくていいとまで! 大事にされているのはわかるんですけど、私ちょっと縛られすぎですよね? 就職まで我慢しなきゃだめですか?
子離れできない親から自立するには、心を鬼にして。
こんにちは、鈴木あいと申します。もやっとしたことはクリアにしたいですね。
今回は親子、兄弟姉妹問題の同時進行。板挟みで苦しい状態ですね。「上の子は慎重に、下の子は子育て慣れから奔放になった」という子育て経験談を耳にしますが、理想は“平等”に育てたいと思っていたはず。
すべて思い通りに行かないのが子育てなんですけどね……そんな親の都合はさておき、どう状況を打破するべきかに話を戻しましょう。
まず、家庭内の長子から末子の間で、教育や躾など生活全般で何かしらの格差を感じたことがあるか、というアンケート調査を行ってみました。

9割以上の方が兄弟姉妹同士で、格差を感じたことがある
個人的な調査なのですが、同じ家庭内で育つ子ども同士で、何かしらの格差を感じたことがありますか、とアンケートをとったところ、下記の結果となりました。
全体回答数48名(年齢性別不問)
・感じたことがある……46名
・感じたことがない……2名
何かしらの形で、子どもは格差を感じているようです。質問者様が親戚の方に、「どこの家庭も同じだよ」と言われた通りの結果となりました。でも、質問者様は茨の道な未来を嘆いているのではありませんか?
たとえば、こんな……。
親による自立妨害
我が子がかわいいあまり、過干渉になったり、子どもの独立を恐れたりする親との関係。これに苦しむ人はとても多いです。
簡単に断ち切ることができない親子関係。現状を打破したいのに、親の泣き顔は見たくない……だからといって、いつまでもべったりはしていられません。
子離れできない親の傾向として大きく3つを取り上げましょう。とてもよく当てはまる場合、身の振り方を考えたほうがベターです。
(1)交友関係の干渉、監視
異性との交際、友人との交際。行き過ぎるとデートについて来ようとしたり、携帯の閲覧をしたり。
(2)過度な行動制限
大学生である相談者様の門限が20時というのは、過度な制限でしょう。学業で外出する以外、禁止という状況に近いのでは? バイトもできない状況を作るのは度が過ぎています。
(3)人格の同調暗示
「ママの言うことは正しいの」「あなたのためなの」「あなたがいなくなったら生きていけない」「誰が食わせてやっていると思ってるんだ!」のように、親が一番正しいと思わせる、刷り込むような言動をする。
今すぐ精神的自立を!
「就職したら自由よ!」と、耐えるのも結構ですが、質問者様は既にご両親に縛られていると感じています。就職先まで干渉される可能性が、わずかでもあって、本当に自立したいと願うのであれば、泣かれる覚悟で“精神的自立”の姿勢を見せつけるほかありません。
両親の心配、気遣いに理解を示しながら、「こんな人生プランを立てている。いまの制限が、私をダメにするんだ」と、徹底的にプレゼンしてください。
「言われた通りにするしかない子どもとは違うんだ」とアピールしてください。親が子育てに時間とお金を割くのは当たり前なんです。親が子の人生を壊してはいけないのです。
人の道を外れなければ、ご自身の人生を見据えて優先してください。あなたの人生は長いのですよ!
【関連コラム】
・過保護はNG? 大人しい子供に自信をつける親の接し方
・親の育て方によって変わる4つの養育スタイル・子供の成長傾向とは?
・親の5悪と言われる「子育ての5Kタブー」とは
●ライター/鈴木あい(恋愛白黒ジャッジ専門家)