赤ちゃんにも負担が? 母乳過多でママの胸が張るときの対処法
2015年3月18日 | よみもの赤ちゃんにも負担が? 母乳過多でママの胸が張るときの対処法

【ママからのご相談】
先月、第1子である女の子を出産しました。幸い実家が近く、両親が助けてくれているので育児は順調なのですが、私は胸が出すぎるタイプのようで、張って痛くて仕方がありません。
赤ちゃんに飲んでもらっても張りをとるだけの量は飲んでくれず、夜中にじんじんと痛みます。
少しでもこの痛みがやわらげばと思うのですが何か方法はないでしょうか。
> 母乳過多になる原因4つ(P1)
> 母乳過多のデメリット3つ(P2)
> 母乳過多になったときの授乳のコツ(P2)
> 母乳過多による胸の張りや痛みをやわらげる方法8つ(P3〜4)
> 母乳過多以外で胸が張る原因3つ(P5)
> ホルモンの影響による胸の張りをやわらげる方法3つ(P5)
> 胸が張るのを予防する方法2つ(P6)
> 胸の張りと妊娠しにくさの関係とは(P6)
> まとめ(P6)
ずっと続く痛みではないのでもう少し我慢!
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。
私も第1子出産後、しばらく胸の張りに苦しみました。あのじんじんと熱を持った痛み、忘れられません。
胸が出にくいという方に比べて贅沢な悩みなのかもしれませんが、胸のトラブルって出すぎる方に多いものなんですよね。
胸の張りは放っておくと乳腺のつまりを引き起こして乳腺炎などにつながるので、対策を考えないといけません。
どのような対処法があるのか、私がしていたことも含めてご紹介します。
母乳過多とは

子どもを出産後は、授乳をするために母乳が作られますが、これが赤ちゃんが飲む量よりも多くなりすぎてしまうことを母乳過多と言います。
中には母乳パッドが数時間でびしょびしょになってしまうという人もいるようで、母乳の量は個人差が大きいもの。
1時間に1枚程度の感覚で変えなければならない人は、母乳過多と言っていいでしょう。
多すぎることで赤ちゃんがむせてしまったり、常に母乳が胸に残っている感覚があるなど悩みを抱えるママも多いようです。
母乳過多になる原因4つ

(1)赤ちゃんが母乳を飲む量が少ない
生まれたばかりの赤ちゃんなどは、おっぱいの飲み方などがまだうまくないため、ママが供給できる量に対して飲む量が少なくなってしまうことがあります。
また、授乳時間も長くなりがちで、赤ちゃんが吸い続ける時間が長くなることで、どんどん分泌を促してしまうのです。
その結果、母乳が残ってしまい、胸の張りが強くなってしまうことがあります。
(2)乳腺が発達している
母乳過多になる原因としてもっとも多いと言われているのが、この乳腺の発達です。
乳腺が発達していればそれだけ母乳の量も多くなり、過多になりがち。体質的に母乳が出やすい人と言えるでしょう。
(3)オキシトシンの反射が強い
赤ちゃんがおっぱいを吸うと、脳が母乳を出さなければいけないと判断し、『オキシトシン』というホルモンが分泌されます。
これを反射といい、オキシトシンは母乳の増加を促すホルモンと言われています。この反応が強いママは、赤ちゃんが飲むことのできる量以上に母乳を分泌してしまいます。
病気などが原因で母乳分泌を促進させるホルモンが多くなっていることもあるため、過剰な分泌がある場合には病院での診察を受けてみた方がいいでしょう。
(4)プロラクチンの分泌過多
母乳過多の原因として、ママの体に病気が潜んでいることもあります。
子宮の収縮や乳腺の発達に関わりのある『プロラクチン』というホルモンがあり、これの異常分泌も母乳過多を引き起こす原因に。
甲状腺に病気が隠れているときなどに、プロラクチンの濃度が高くなることがあるため、いつまでたっても母乳過多がおさまらない場合には産婦人科を受診しましょう。
→次ページでは、母乳過多のデメリットについて見て行きましょう。