片付けて新生活スタート! 引越し前の“荷造り”コツ3つ
2015年3月17日 | よみもの片付けて新生活スタート! 引越し前の“荷造り”コツ3つ

【ママからのご相談】
子どもの入学というタイミングに合わせて3月末に引っ越しを控えています。引っ越しに当たり、片付けパーソナリティの方からアドバイスなどがあったら教えてください。
引っ越しは片付けを促進させる最大のチャンス!
ご相談ありがとうございます。片付けパーソナリティあさがみちこです。
お引越ししてからの入学。まさに心機一転ですね。お子さんが小学校に上がるときっとお母さんにも時間的余裕ができることでしょう。ぜひこのタイミングを生かして心地よい暮らしを目指してください。
私も単身時代から20年で7回の引っ越しを経験しています。新しい土地は楽しみな反面、引っ越しの手間はなかなか負担でもありますよね。今回は押さえてほしいポイントをご紹介します。

引っ越し前に押さえておきたいポイント3つ
(1)引っ越し前にモノをすっきりさせる
引っ越しとなると、手続きや掃除、近所への挨拶など何かとやることが多く、荷物はとりあえず段ボールに詰めて、モノの要る・要らないは新居でどうするか決めるという方がいらっしゃいます。でも実はこれ、とても非効率な行動。こうして何でもかんでも詰めてしまうと、引っ越しの際に持ち出す段ボールの量も、荷物を開封する作業も必然的に増える。
さらに開封に時間がかかる上に、新居に行って早々ゴミをたくさん出す羽目に。学校の準備などもありますから、新居ですぐに生活リズムを作れるよう、忙しい中にも時間を作り、新居で必要なモノなのかそうでないかをきちんと確認して、持っていくモノをまとめていきましょう。
(2)“開かずの段ボール”とはおさらばする
何度か引越しをしていると、“開かずの段ボール”が発生していることがあります。
これはきっと使わないからと押し入れに入れたまま数年が経ち、そのままの状態でまた引っ越しのタイミング。どうせ開けなかったからと、また開封せずにそのまま次の新居に持って行って押入れにぽい。そのまま何年も何十年も経ち、今となっては何が入っていたかはさっぱりわからない。
その状況。打破してみませんか?
もしかしたらその中身はもう見ることのないVHSビデオかもしれない。なんで取っておいたかもわからないガラクタかもしれない。逆にとてもステキな、「飾りたい! 使いたい!」と思えるものかもしれないのです。
もし前者なら処分したほうがいいし、後者ならぜひ使いこなしてほしいんです。引っ越しはそういった普段手を付けることのなかったモノを確認するいいタイミングです。引っ越しというチャンスに、ぜひ整理を促進させましょう!
(3)どの部屋でどのモノを使うか。きちんと想定した上で箱に詰める
引っ越し先で間取りが変わり、生活スタイルが変わる方は、詰める際にその状況を把握したうえで、モノを詰めていきましょう。今までは2人の子どもが一緒の部屋を使っていたけど、新居では別々の部屋になる場合や、納戸が増える場合など。
新居に行ったときにすんなりとモノを収納できるような状態に詰めて、箱には、“どこの部屋の○○”と記入しておきましょう。そうすると、1度運んだモノを、「別部屋にやっぱり移動しなくちゃ」なんて手間がなくなります。
そうそう、越してすぐ使うモノは、ちゃんと別箱で作っておくんですよ。
引っ越し先で後悔しないために
引っ越し会社引越堂の“引っ越ししてから後悔したことランキング”によると、“収納が小さすぎて荷物が納まらない”ということが3位にランクインしています。
間取りは気にするものの、収納はそんなに重要視していなかったのでしょう。さらに言うと自分の持っているモノの量を把握できていないのだと思います。後悔しないよう、引っ越し先の収納場所や入れられる量を把握して、どこに何を入れるか考えておきましょう。
もちろん作り付けの収納だけに頼らず、収納家具を増やすのもいいでしょう。ただ効率的にモノを入れられるよう、デザインはもちろんのこと、何をどこに入れるか計画した上で、家具選びをしてくださいね。
引っ越しは大変ですが、コツさえつかんでおけば大丈夫。引っ越しを機にモノと向き合って、どんな生活を作りたいか今一度考えてみてください。そして新居では自分に必要なモノだけに囲まれた、スッキリとした新生活をお過ごしください。
【関連コラム】
・部屋にあふれかえる”いらないもの”の見極め方
●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)