相続税対策になる!? 子供名義の銀行口座を作る方法と運用のコツ
2015年3月11日 | よみもの相続税対策になる!? 子供名義の銀行口座を作る方法と運用のコツ

【ママからのご相談】
1歳になる子供がいます。お正月に実家や親戚からお年玉をいただきました。
いい機会なので子供名義の口座を作ろうかと考えています。銀行に行けば簡単にできますか?
> 子供名義の口座開設とは(P1)
> 教育費はいくらぐらい貯金すべき?(P1)
> 子供のための貯金方法4つ(P2)
> 子供名義の口座開設に必要なモノと管理方法(P2)
> 子供名義の口座を開設するベストな時期(P3)
> 子供名義の口座を使用するメリット3つ(P3)
> 子供名義の口座を使用するデメリット2つ(P3)
> 子供名義の口座を上手に運用するコツ4つ(P3〜4)
> 子供名義の口座開設は厳しくなっている(P4)
> 子供名義口座の解約方法(P4)
> まとめ(P4)
子供名義の口座は作成可能だが取扱い注意
子供名義の通帳は親のお金と分別管理ができる便利さがあります。
しかし、その口座にどんどんお金を貯めていった結果、贈与税がかかってくることがありますので注意が必要です。
子供名義の口座開設とは

近くの郵便局か、銀行、ネットバンクに口座開設できます。
お子様の口座ですので、銀行や郵便局ではお子様同伴で開設に行き、お子様の身分証明書、印鑑などが必要になります。
ネットバンクでは未成年の口座開設を制限している銀行もあります。
ソニー銀行、楽天銀行では親権者の本人確認もあわせて行うことで口座開設できます。
ネットバンクは預金金利が高いので少しでも有利に預けたい場合は検討しましょう。
教育費はいくらぐらい貯金すべき?

子供名義の口座を開設する目的には、お金の管理を学ばせる金銭教育やお年玉などのお小遣いの保管などさまざまなものがあります。
その中でも“教育費の貯蓄”目的で開設する人は一番多いのではないでしょうか。
しかし、せっかく子供名義の口座を作っても全く手をつけない人もいます。
そういう人には、「どのくらいためるべきか」という明確なビジョンがありません。
そこでここでは、子供口座で貯蓄すべき教育費の目安をご紹介します。
まず、子供が通う学校が公立か私立かで目指すべき金額が大きく異なります。
たとえば、幼稚園から高校まで一貫して公立の場合は約500万円の教育費がかかります。
一方、高校まで私立の家庭は、約1,600万円もかかると言われています。公立の約3倍ですね。
500万円を高校卒業までにためるためには、毎月22,000円の貯金が必要となります。
もう少し早めで「中学卒業までになんとか!」という家庭は毎月26,000円貯金するようにしましょう。
公立に通わせる場合は、高校卒業までなら毎月74,074円。中学卒業までなら毎月約106,000円貯金する必要があります。
このように、はじめに子供の教育費がどのくらいかかるかを計算して口座を開設すると、ゴールが明確になって計画が立てやすくなりますよ。
→次ページでは、子供のための貯金方法について見て行きましょう。