少しはサボってOK!? 妊娠中に「人の手を借りる」家事のポイント5つ
2015年3月2日 | よみもの少しはサボってOK!? 妊娠中に「人の手を借りる」家事のポイント5つ

【ママからのご相談】
妊娠3か月、初めての出産なので今からドキドキしています。困っているのは、つわりが酷くて家事ができないこと。毎日ベッドに寝るばかりで、家事があまりできません。部屋の片付けもままならない程。このような場合、皆さんはどのようにして毎日の家事を乗り切ったのでしょうか?
日本古来の掃除法は安産に効く!? それ以外は“他の人に頼む”ことに慣れる良いチャンス!
つわりが酷いと、台所のちょっとしたニオイすら受け付けなくなりますよね。「つわりが酷いけれど、食事の準備をしなければならない」のは、かなりシンドイことでしょう。そこで、ココでは無理せず、「他の人の手を借りる」ことを考えてみてはいかがでしょうか?
出産後は、育児とママ自身の疲労で、今よりもっと家事ができなくなる時期もあるかもしれません。「他の人に頼る」ことが、とても大事になってきますよ。それでは、どのように他の人を頼れば良いか?
「料理」「掃除」「洗濯」別に、そのポイントを一緒に考えていきましょう。

掃除のポイント
「できないから、助けて!」宣言をする
妊娠前まで、ひとりで家事を100%(もしくは95%)やってきたママは結構多いのではないでしょうか? 妊娠して思うようにカラダが動かせなくなったら、まず、ダンナ様に一部をお願いしてみましょう。
「妊娠してから、つわりや体がしんどくて、家事ができない」状況をゆっくり丁寧に説明した後、「そうじ機をかけてほしい」、「リビングの片付けをして欲しい」などと頼んでみましょう。
日本古来からの掃除法“雑巾がけ”は、安産に効くらしい
さて、どんどん重たくなる妊婦のカラダ。家事はシンドイけれど、こんな朗報もあります。今は妊娠3か月とのことなので、もっと先の話になりますが、“雑巾がけ”が安産に効くそうですよ。
重たい掃除機を持ち続けるよりも、“雑巾”で床をふく方がいい。『産む力を高める 幸せな自然出産のすすめ』(吉村正・著)には、以下のように書かれています。
『からだを動かすと、妊婦の生命力が高まるのはもちろん、胎児の生命力も高まるのではないかと考えられます。(中略)妊婦に徹底してからだを動かしてもらいます。「ぞうきんがけや窓ふきをして、家中を掃除しなさい」「一日に2~3時間は歩きなさい」「1日に300回はスクワットをしなさい」といったぐあいです』
料理のポイント
「買ってくる」で済ます
食事づくりができないときは、「お弁当やお惣菜を買ってくる」で済ませてはいかがでしょうか? つわりで動けないときだけの一時的な処置。
「ご飯だけを炊いて、ダンナ様にお惣菜を買ってきてもらった」という人もいます。わが家の場合は、夫にお弁当を買ってきてもらって食べました。
洗濯のポイント
1週間分をまとめて、ダンナ様に手伝ってもらう。または、毎日干してもらう
共働き夫婦には、洗濯は“一週間分まとめて、休日に行う”という人も多くいます。毎日洗濯するのが好きな人の場合は、多少苦痛になるでしょうが、一週間分まとめてダンナ様に頼んでみてはいかがでしょうか。または、洗濯機のスイッチだけ入れて、洗濯物干しをやってもらうだけでも妊婦には負担が減りますね。
最後の手段は“あきらめる”
他の人の手が借りられない時期もあるでしょう。その場合は、「家事はすこしくらいできなくても、お腹さえ守ればそれでいい」と割り切ってはいかがでしょうか。部屋が多少散らかっていても、大丈夫! 真面目で、完璧主義な人ほど、産後にイライラが止まらなくなります。今のうちから、「家事をできないときは、仕方がない」と思うクセを付けておくと、産後ラクですよ。
妊娠中に、思ったように家事ができない。私自身もそんな時期がありました。今思えば、初めて家族に対して真剣に、「家事を手伝ってほしい」と言えた瞬間だったかもしれません。それがなかったら、子育て中にもっと苦労したことでしょう。
ご相談者さんも、「家事ができない」と落ち込まず、「他の人に家事を頼んでみる、良いチャンス!」と考えてみてくださいね!
【参考文献】
・『産む力を高める 幸せな自然出産のすすめ』吉村正・著
【関連コラム】
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