色でわかる! 子どもの描く“ママの絵”に秘められた想い
2015年2月13日 | よみもの色でわかる! 子どもの描く“ママの絵”に秘められた想い

【ママからのご相談】
この前、幼稚園のホールに、“子どもが描いたお母さんの絵”が貼り出されていたので見てきました。子どもが描いてくれた私の絵は赤い服を着ていたのですが、私は赤い服を持っていません。よく見ると他の子の絵も赤やピンクで母親の服を塗っている子が多く、しかし絵を見ている母親の中でそういった色の服を着ている人は1人もいませんでした。これって子どもが持つ母親のイメージなのでしょうか?
母親の絵に赤やピンクが多いのは、母親に甘えている証拠。
ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。
今回ご相談をいただいたとき、子どもが描いてくれた自分の絵を押入れから引っ張り出してみたのですが、確かに服の色が赤やピンクといった暖色系でした! 小学校の参観日のときに貼り出されていた絵を見ても、お母さんの似顔絵は明るい色の服を着ていましたね。逆に父親の絵は青や黒といった寒色系を着ている絵が多く、なんとなく寂しいイメージでした。

母親のイメージカラーは暖色系
3歳~6歳までの園児688人を対象にした『幼児の母親に対するイメージ色』というアンケート結果があります。第1位は“ピンク、次いで“赤”・“オレンジ”・“黄色”。暖色系で占められていることがわかります。(Color Garden調べ)
色に対するイメージ3つ
(1)ピンク
ピンクの色彩心理は、“甘え”“優しさ”だそうです。調査の中では、女の子よりも男の子の方が母親のイメージカラーにピンクを選ぶ子が多かったらしく、何となく“男の子はママっこ”“男の子の方が甘えん坊”というイメージと重なりますね。
(2)赤
色彩心理は、“自分の気力、体力などのエネルギーをフルに使って行動する”という意味だそう。子どもの支えになる、つまり……自分を助けてくれる存在ということですよね。パワフルな母親でいたいものです!
(3)寒色系
父親のイメージカラーの多くは寒色系。寒色は暖色に比べると遠くに感じる色。母親と比べると父親に距離を置いていることがわかります。しかし、父子家庭で育っている子は、父親の色に赤を選ぶ子が多いよう……仕方のないことかもしれませんが、母親と同じくらい愛情を注いでいる父親にとってはショックな結果ですよね。
最後に
子どもが選ぶ色に何かしらの意味があるというのはとても興味深く感じましたが、私の旦那様は赤い色を好んでよく着ています。当然、子どもが描く父親の絵では赤い服を着ています。いつも親が着ている服の色を描いているだけというパターンも考えられますので、「私の絵、真っ黒だわ!」と思い悩むことがないようにしてくださいね(笑)。
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●ライター/亜依(ママライター)