男性の“妊娠力”を高める食べ物
2015年2月11日 | よみもの男性の“妊娠力”を高める食べ物

【女性からの相談】
結婚5年目、赤ちゃん待ちの主婦です。主人と二人で頑張っているのですが、なかなか妊娠しません。私はこちらのサイトを見たり本を読んだりして妊娠しやすい体作りを頑張っていますが、主人は何もしていません。男の人は、特に何もしなくていいのでしょうか?
男性も妊活することが大切です。
こんにちは。ライターのakiです。
一般に赤ちゃんができにくい原因は男女半々にあると言われています。ですから女性だけが頑張るのではなく、旦那さんも妊娠力を高める努力をするのは大切だと思います。食生活、生活習慣、ストレスなど見直せることはたくさんあると思います。
中でも食生活に関しては、男性の妊娠力を高めることができる、ある食べ物があることをご存じでしょうか。

多くの男性が足りていない栄養素とは
ではまず、パートナーの男性が、以下の項目にあてはまるかどうか考えてみてください。
・ランチは安くて手軽なうどんやそばの単品で済ませている
・ファーストフードをよく利用する
・残業で遅くなり、深夜帰宅に食事をとる
・付き合いで週に何度もお酒を飲んでいる
・お酒のつまみに脂っこいものを食べている
・飲んだ後、シメのラーメンを欠かさない
もしこの中でひとつでもあてはまれば、妊娠力に関係するある栄養素が不足しているのです。
それは、亜鉛です。
亜鉛は前立腺に多く存在し精子を作るのに必要な要素で、精子の運動と活発化にも関わっています。当然、亜鉛が足りていないと精子不足や男性不妊の原因にもなります。
また、抗酸化作用や血糖値の維持にも優れており、赤ちゃん待ちの男性であれば積極的に摂取したい栄養素なのです。
この食事で男性も妊娠(させやすい)体質に
では、実際に亜鉛を摂取するにはどのような食べ物がいいのでしょうか?
【亜鉛を含む食べ物】
・牡蠣
・和牛赤身
・ラム肩身肉
・豚レバー
・鶏レバー
・納豆
・するめ
・ウナギの蒲焼
・ココア
・アーモンド
・ゴマ
・チーズ
など
単品メニューや脂っこい食事、アルコールは避け、ミネラル豊富な亜鉛が含まれる食事を極力とるようにしましょう。
夜は飲みに行く回数を減らし、おつまみも低カロリーのものにして、できるだけ家で亜鉛中心のメニューを食べる。お昼もお弁当持参にするなど工夫をするといいのではないでしょうか。
体が元気になれば、仕事の効率も良くなり、メリハリのついた生活ができてストレスも軽減できます。
亜鉛摂取を心がけてぜひご夫婦二人三脚で妊娠力を高める環境を作ってください。
【参考文献】
・『35歳からの栄養セラピー 「妊娠体質」に変わる食べ方があった!』定真理子・北野原正高・著
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●ライター/aki(中高英語教員)