味の好みが違う! 食卓での夫婦喧嘩を防ぐコツ2つ
2015年1月30日 | よみもの味の好みが違う! 食卓での夫婦喧嘩を防ぐコツ2つ

【ママからのご相談】
結婚して5年です。主人が何かと私の作る料理に文句を言ってきたりします。甘すぎるだの、味がしないだの、本当に腹が立ちます。そのせいで食卓ではケンカ腰になってしまうこともあります。どうしたら、主人に認めさせる味を出せるのでしょうか。
夫婦の味付け問題は、ポイントを抑えることで解決することができます。
ご相談ありがとうございます。夫婦のさまざまな問題を取材して回っているメンタルケア心理士の桜井涼です。
よくありますよね~、こういったご主人の心無い発言。「作っている方の身になれ!」なんて奥様の方は思っていたりしませんか。夫婦の味付け問題は、どんな家庭でも1度は起こっています。
私はさまざまな夫婦を取材し、このような問題に欠けている点を発見しました。それが次の2点です。

食卓のケンカを防ぐコツ2つ
(1)味を確かめましたか?
料理をしている人の中で、味見をする人が少ないが現状です。味付けをする際に、甘すぎないか、しょっぱすぎないか、味が整っているかをみる必要があります。料理の最中に味を確かめることで、気づけることがあるはずですから、そのときに味を整えればいいわけです。
料理を習っていた人なんかは、「きちっと分量を量って作っているので、そんなわけない」と感じるかもしれませんが、素材などさまざまなことが原因で味が若干変わることもあります。でも、このひと手間をかけることで、「おいしい!」と言ってもらえるのならやってみる価値はあるはずです。
(2)ご主人の好みの味を知りましょう
何かにつけて味に文句をつけてくるご主人の場合、奥様と好みの味が若干ズレていることが考えられます。そして、お母さんの味付けがすごく好きだったりすることも。
そのような場合は、どんな味付けが好みなのかを本人に聞いてみることが突破口になります。または、義理のお母さんに好みを聞くのです。たかが料理と思われるかもしれませんが、“敵を知り己を知れば、百戦危うからず”ですよ。
妻が先に折れることが夫婦味付け問題のカギです
夫婦の味付け問題では、ご主人からの文句を言い出すことがほとんどです。「だったら自分で作れ!」と腹を立ててしまい、ケンカになってしまうのですが、ここは妻であるご相談者様がご主人より1歩賢くなって、先に折れた方が得策です。
言い合いにならなくて済みますし、好みの味を聞き出しやすくなります。
夫:「なんか甘すぎないか?」
妻:「ホント? ごめんね~。今度気をつけるね」
夫:「まったく、疲れて帰ってきてるんだから、まともなメシを頼むよ~」
妻:「そうだよね、ごめんなさい。そうだ! この際だから好きな味付けを教えてくれない?」
夫:「は? なんで」
妻:「そうしたら、次からおいしく作れるように頑張れるじゃん!」
こんな会話だったらケンカにもなりませんし、笑顔で言われたら夫は教えないわけには、いかなくなります。男の人は教えるのが好きですからね。最初の時点でけんか腰になりそうになる気持ちをご相談者様が抑えてみましょう。ここが妻の頑張りどころです。
2013年に行われた“いい夫婦の日”のアンケート調査結果で、ケンカの原因の第3位に『家事(料理・掃除・洗濯など)』が入っています。
そのくらい、不満を持っている家庭があるということです。外で一生懸命に働いてきている夫のためにおいしい料理を作るのは、“幸せの第一歩”と言われています。ご相談者様も新婚のころはそう感じたのではありませんか?
結婚後、夫の心無い言葉が原因でその気持ちが激減したのはわかります。せっかく作った料理を否定されたら、本当につらいですよね。だからこそ、1歩賢くなる必要があるのです。
おいしい料理を作るための秘訣を試して、楽しい食卓を取り戻しましょう!
●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)