赤ちゃんが身に付けるものを“水通し”する目的
2015年1月26日 | よみもの赤ちゃんが身に付けるものを“水通し”する目的

【ママからのご相談】
第1子を妊娠中、もうすぐ臨月になります。最近よく読むようになった育児雑誌などに、「臨月になったら水通しをしておく」という言葉がよく出てきます。新生児が使うものって、普通は1度洗っておくものなのでしょうか。母に聞くと、そんなことしてなかった、と言うのですが……。やり方もよく分からないし、どこまで洗うべきなのかも分かりません。
ママの思うようにすることが1番!
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。
もうすぐ臨月とのこと、赤ちゃんの顔が見られるまであと少し。待ち遠しいですね。
初めての出産は、聞きなれない言葉が多いですよね。“水通し”なんて言葉、私は出産経験がなければ、一生聞くことはなかったと思います。そんな位置にある言葉なので、同じ妊婦の友達同士でもないと、なかなか会話にはのぼらないですよね。
今回は“水通し”の役目についてみていきましょう。

水通しの目的
赤ちゃんが身に付けるものを水通しする目的は、大きく分けて2つあります。
(1)生地を柔らかくして汗を吸収しやすくする
例えば、新品のタオル。パリッとしていますが、手を拭いてもいまいち水分を吸い取らない、ということありませんか?
赤ちゃんは、大人よりも多くの汗をかきます。1度水に通すことによって、新品のパリっと感はなくなりますが、汗が吸収されやすい生地になります。
(2)ホルマリンの除去
新生児用品には、「ホルマリン移染防止のため、袋から取り出さないでください」と書かれている場合がありますよね。これは、大人用の衣類についたホルマリンが新生児用品にうつらないためです。
ホルマリンは水に溶けるので、赤ちゃんが身につける前に除去しておく、ということですね。
水通しのやり方
天気の良い日に新生児用品を洗って天日干しする、というだけです。水洗いだけでは抵抗がある、という方は赤ちゃん用の洗剤を使って洗っても良いと思いますし、手洗いでも良いと思います。
私は、赤ちゃん用の洗剤を使って洗いました。ただ洗剤を使う場合は、洗剤の成分が残らないように十分なすすぎが必要です。
どこまで洗えば良いか
一般的には“赤ちゃんが直接身に付けるものは全て”と言われています。肌着や洋服、ガーゼハンカチなどです。
ただ、どこまで洗うかの基準は本当に個人差がありますよね。赤ちゃん用の布団はどうなのか、とか、アフガン(おくるみ)はどうなのか、とか。
結局は赤ちゃんのママであるご相談者様の、「これ、洗っておいたほうが良いな」と感じるものを、よしと思える方法で洗えば良いのだと思います。逆に、「水通しなんて必要ない」と思うのであれば、する必要はないかなとも思います。
ただ、水通しした衣類を干してある風景は、なかなか良いものです。ちょっとした癒しになりますので、この点では、ぜひ試していただけたらと思います。
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●ライター/マフィー(ママライター)