母子手帳のステキな活用法3つ
2015年1月19日 | よみもの母子手帳のステキな活用法3つ

【女性からのご相談】
28歳、妊娠4か月のプレママです。先日病院から母子健康手帳を受け取りに行くように言われました。母子健康手帳ってどんなものなのか、またその活用法などありましたら教えてください。
母子手帳は一生の宝物! ママと赤ちゃんのステキな成長の記録です。
ご相談ありがとうございます。ママライターのうぇぶりんです。
妊娠おめでとうございます。これから、大変だけれど幸せな日々が待っていますね。そんなママやパパと赤ちゃんの大事な日々をつづっていくのが母子健康手帳でもあります。
私が出産したとき、私の母から、私が生まれたときの母子手帳を手渡され、とてもうれしかったことを思い出しました。大切な成長の記録として、また、ママと赤ちゃんの健康管理として上手に活用していきましょう。

母子手帳についてのポイント3つ
(1)母子健康手帳はいつ、どこでもらえるの?
母子健康手帳は、居住している市町村によって交付されます。妊娠がはっきりしたら、できるだけ早く、妊娠の届出をし、手帳の交付を受けます。その際、妊娠の診断を受けた医療機関に記載してもらった妊娠届出書を提出します。
妊娠届出書は各市町村のホームページからダウンロードすることもできます。市町村によっては交付の日程が決まっているところもあり、いつでも交付してもらえるというわけにはいかない場合もありますので注意が必要です。また、交付の際には妊産婦の健康相談を行っています。
妊婦健診や両親学級について、出産後の乳幼児健康診査などについての説明もありますので、不安なことなど相談してみるといいでしょう。
(2)母子健康手帳ってどんなものなの?
母子健康手帳には、具体的にどんなことが記載されているのでしょうか。
まず初めに記入するのが、『子の保護者』欄です。住所や職業などの細かいデータも忘れずに記入しておきましょう。
母子健康手帳の主な目的は、妊娠中から出産後のママと赤ちゃんの健康管理です。医療機関で検診のたびに詳しいデータを記入してもらいますが、自分でも気になること、不安なことなどなんでも書きとめておくといいでしょう。予備欄には検査結果の記録など貼り付けておくこともできるので、なくさないように貼り付けておくといいでしょう。
『妊婦自身の記録』欄には、ママや家族のその時々の気持ちを書きつづっておきましょう。赤ちゃんの成長の喜び、感動、不安、その全てがきっとステキな思い出になることでしょう。
(3)母子健康手帳の賢い活用法
母子健康手帳は、乳幼児健診や予防接種についても記録できるようになっています。
この記録は予防接種済証として公的な証明になります。就学後、予防接種を受けたかどうかの情報を求められることがありますが、記録しておくと、その際にも便利です。赤ちゃんの身長や体重を記録する身体発育曲線もあり、成長を目に見えて感じることができます。
最後に、母子健康手帳には、妊娠中に注意すべきことや育児についての知識など、大切な情報も記載されています。しっかり目を通しておきましょう。
このように母子健康手帳は、単にママと赤ちゃんの健康の記録としてだけではなく、歴史をつづる大切な宝物でもあります。末永く大切に保管しておきましょう。
【参考リンク】
・厚生労働省母子健康手帳の交付・活用の手引き | 厚生労働省(PDF)
【関連コラム】
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●ライター/うぇぶりん(児童英語講師)