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低出生体重児の成長曲線の目安とは

低出生体重児の成長曲線の目安とは

【ママからのご相談】
娘は、34週目で2,100gで産まれた低出生体重児です。今では6か月を過ぎ、大きな病気をすることなく元気に育ってくれていますが、他の子に比べて少し小さいのが気になります。低出生体重児であることをいつまで心配したほうが良いのでしょうか。

a 一人で悩まずに専門家に相談しましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターのkaeです。

出産直後は、お子さまが退院できる体重になるまで心配なこともあったかと思います。6か月まで元気に成長していることが、親として本当にうれしいことですね。

私自身も、2011年に長女を36週2日目で出産しましたが、体重は2,048gの低出生体重児でした。同じ時期に病院で産まれたベビちゃんたちが3,000g超の子が多かったので、特別わが子が小さいと感じたのを今でも鮮明に覚えています。

1980年頃、低出生体重児が5%前後だったのに対して、2007年頃には10%近くとおよそ2倍の総出生率に増えています。低出生体重児といわれる基準は、2,500g未満を低出生体重児、1,500g未満を極低出生体重児、1,000g未満を超低出生体重児とされています。今回は2,500g未満の低出生体重児の成長についてお話したいと思います。

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元気に育っていれば問題ない、と思える気持ちは大切

身長や体重などの成長が順調かどうかは、健診で測定された測定値が成長曲線内に入っているか否かで判断されます。わずかでも前回から体重や身長が上昇していれば、問題ないと捉える医師や相談員の方もいます。成長曲線に心配がある場合、修正月齢をみるようにしましょう。

出生時の体重にもよりますが、たいていの低出生体重児は発達に何かある場合を除いて、3歳頃までに成長曲線内に入るといわれています。3歳頃までが成長の目安といえるでしょう。

長女は、退院後の1か月、4か月、1歳健診時に、身長・体重を測定した際、成長曲線がラインの下であることを指摘され、再健診となったり、その都度栄養指導を受けました。

母乳育児の場合、体重増加が少ないと不安になります。母乳だけあげていても、母乳の出に対して哺乳量が足りない場合はミルクを足すよう言われるかもしれません。しかし、母乳は病気から守ったり、赤ちゃんの成長にとって大切な栄養です。母乳の回数を増やしたり、搾乳してあげるなど工夫をしながら、母乳育児を維持していけると良いでしょう。


1歳半健診後、3歳までは健診がない場合もあります。成長に不安があるようなら、定期的に計測しグラフ化して見ることで、どのくらい成長しているのかを知ることができます。

母乳を飲む量が少なかったり、離乳食を食べる量や進み方が気になるようであれば、助産師、栄養士などの専門的な知識を持つ人に相談し、一人で不安を抱えないようにしてくださいね。

【参考リンク】
低出生体重児保健指導マニュアル | 厚生労働省

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●ライター/kae(フリーライター)

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