イタイってば! 赤ちゃんが授乳中に噛みつく理由と対処法4つ
2015年1月7日 | よみものイタイってば! 赤ちゃんが授乳中に噛みつく理由と対処法4つ

【ママからのご相談】
7か月になる子どもへの授乳についてです。おっぱいをあげていると、結構強めにかまれます。赤ちゃんの口元からおっぱいを離そうとしても、ギュ〜っとかみついていて離れてくれません。とっても痛いです。まだ歯も生えていないのですが、これから歯が生えた状態でかまれることを考えるとゾッとします……。何か対処法はないのでしょうか?
対処法はさまざまです。まずは赤ちゃんがなぜ乳首をかむのかを見極めましょう。
ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。
授乳中にかまれてしまうこと、多くのママが経験しているのではないでしょうか? じつは、授乳中におっぱいをかむ赤ちゃんの気持ちには、さまざまなパターンがありました。今回は、その対処法についてお話しいたします。

赤ちゃんが乳首をかむときのパターンとその対処法4つ
(1)遊び飲みになっている
授乳している環境が、赤ちゃんの気をそらす状態になっていませんか? テレビやおもちゃ、周囲の音でも、赤ちゃんは授乳モードから遊びモードに切り替わってしまうようです。一旦授乳を中止し、少し時間を空けてから落ち着いて授乳を再スタートさせてみてください。
また、「イターイ!」というママの大きな声を聞くのが楽しくなっていることもありえます。かんだ後、ニターっと笑ってた……なんて経験ありませんか? かんだ後のママのリアクションを見ているのだそうです。
(2)おっぱいの味や量が気に食わない
赤ちゃんは、“母乳の味が悪い”“出が悪い”などの理由でも乳首をかんできます。これらの場合については、ママ自身の食事内容を改善することで、母乳の質を良くしたり、母乳の量を増やしたりすることが解決のポイントとなるでしょう。
(3)歯の生え始め
歯が生えるとき、歯茎がムズムズしていると聞いたことはありませんか? そのころになると、赤ちゃんはおもちゃなどもかじって遊んでいることがよくあります。
授乳中でもムズムズしている歯茎を落ち着かせるため、乳首をギュ〜っとかんでしまうのです。歯茎のムズムズ解消のために歯茎を指でマッサージしてあげる対処法もあるようですので、「そろそろ歯が生えてくるのかな?」という時期なのであれば、参考にしてみてくださいね。
(4)授乳中に別のことをしている
中でも、おそらく大勢のママに心当たりがあるのでは? と感じる理由に、“授乳中に何か別のことをしている”というものがありました。“ながら授乳”は良くない、と聞いたことはあるかもしれませんね。
とはいえ、授乳は毎日頻繁に行うものですので、ついつい読書、パソコン、スマホ……。何となく別のことをしながら授乳してしまいがちです。赤ちゃんの気持ち的には、「こっち向いて!」といった感じでしょうか。“ながら授乳”をしないよう心がけてみてください。
もしもかまれたときは……
さまざまな理由に基づき、その対処にもいろいろな方法があります。それでも、やっぱり乳首をかまれたら……、これは私が行っている方法なのですが、なかなか離れてくれないときは、赤ちゃんのお鼻をつまんでみてください。
息ができないほどの長時間というわけではありませんが、少しつまめば口元が緩みますので、その隙を見て口から離しましょう。
また、ケースによっては赤ちゃんにかまれた場所が傷ついてしまうこともあります。赤ちゃんが口に含んでも安全な、傷口に塗る薬も存在していますので、傷ついてしまってお悩みの方は、母乳外来で相談してみてください。
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●ライター/木村華子(ママライター)