子供同士のトラブル対処エピソード3選
2015年1月5日 | よみもの子供同士のトラブル対処エピソード3選

【ママからのご相談】
現在もうすぐ3歳の女の子の育児をしているママです。家族ぐるみで仲の良いお友達と、娘が最近ケンカをしてしまいました。お友達が娘の髪の毛をひっぱるそうで、娘がお友達と、「もう一緒に遊びたくない」というのです。親同士も仲良くしている相手なので、いきなり避けるのも気が引けます。いったいどう対応したら良いのでしょうか。
決断が大事! 実際の解決例をご紹介します。
こんにちは、どっふぃーです。ご相談ありがとうございます。
子ども同士のケンカとはいえ、仲の良い子に髪の毛を引っ張られるのは、お子さんにとって悲しい経験だったと思います。しかもその相手が家族で仲良くしている人なら尚更、なるべく角が立たないように穏便に済ませたいものですよね。小学生のお子さんを持つママさんたちに、実際にどんなトラブル対処をしたかを聞いてみました。

ママに聞く! 子ども同士のトラブル対処エピソード3選
(1)本人の意思を尊重し、嫌われる覚悟で本音をぶつけた!
『家族ぐるみで仲が良かったこともあり、嫌われてしまう覚悟で本音をぶつけました。娘がこう言っていたんだけど、○○ちゃんはなにか言ってたかな? 嫌だったって悲しんでいたから、それとなく○○ちゃんにいじわるしないでって話してもらえる? って。向こうの親はそのことを知らなかったみたいで初めは驚いていたけど、その後子どもに言って聞かせたり、わたしやわたしの娘に謝ってくれたりと、モヤモヤが無事晴れました』(4歳の男の子のママ)
相手はじゃれ合ったつもりでも、こちら側は不快に感じることもあるでしょう。家族ぐるみで付き合っている仲だからこそ、思ったことを正直に伝えて解決へ向かうというのはとても大事だと思います。
(2)やんわりと避け続け、無事? 転勤で引っ越すことに……
『幼稚園でなぜかうちの子にばかりちょっかいを出してくる男の子がいました。クレヨンを折られてしまったようで、娘が泣いて帰ってきて……先生からは、よくあることだからと簡単に言われてしまい、なんだか腹が立ちました。相手のママさんは、「うちの子、○○ちゃんのことが好きなんよー」と言い、前と変わらず寄ってきましたが、その態度に納得がいかずその後やんわりと避け続け、結局翌年の春に転勤になり学区を離れることができて正直ほっとしています』(5歳の男の子のママ)
子ども同士のある程度のトラブルは仕方ないですが、お互いに悪ふざけをした結果ではなく、一方が暴力的だったり物を壊したりというのは親としても黙っていられない部分があると思います。でも、思ったことを口に出すのには勇気が要りますよね。大人だからこそ、言葉を選んでしまいストレートに伝えられないこともあるのです。
(3)「仲直りしたら?」と子どもに提案し、無事に仲直り!
『仲良くしている子と保育園でケンカをし、掴み合いをしてひっかき傷を作って帰ってきた息子。相手のママさんには、お迎えのとき顔を合わせたのでお互いに謝り合いました。息子は「自分は悪くない!」の一点張りでしたが、「このままずっと一緒に仲良く遊べなくていいの? 仲直りしたらまた楽しく遊べるんじゃない?」と言って聞かせると後日、仲直りしてまた遊んでいる様子だと保育園の担任の先生からお伺いしました』(3歳と4歳の男の子のママ)
お互いに掴み合いをしたからといって、自分の非を認めて相手に謝るということは子どもにとって大きな決断だったと思います。それにも関わらず、仲直りできたということはお子さんも、ケンカをしてしまった相手のお子さんもまたひとつ、成長できたということではないでしょうか。
一番大事なのは、親子それぞれが納得することです
それぞれのケース、それぞれの解決法があったと思いますがここで肝心なのは、親も子どもも納得して決断をすることでしょう。
仲直りしたいのであれば謝るなり、伝えるなどする。もう関わらないと決めたなら、そう行動するしかありません。
親だけの意思で子ども同士を引き合わせたり、避けさせたりするのではなく、お子さんの意思を尊重しながらも、ママさんの納得のいく形で相手のご家族とも関わり合いを持っていけたらすてきだと思います。
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●ライター/どっふぃー(船舶料理士)