20代の平均貯蓄額とお金の貯め方
2014年12月26日 | よみもの20代の平均貯蓄額とお金の貯め方

【女性からのご相談】
独身の会社員です。給料が毎月入ってくると思って使い切ってしまい、お金が貯まりません。そろそろ貯めないといけないと思っています。20代は普通どのくらいお金を貯めるものなのでしょうか。
年収の2割程度を目標にすると良いでしょう。
毎月お給料が入ってくると思うと、貯金にはあまり関心をもたないものですよね。皆さんはどのくらい貯金をしているのか、ある資料を参考にまとめてみました。

20代の約4割は年収の2割以上貯蓄している
20代の人の貯蓄率はどのくらいなのでしょうか。参考までに、下表は、平成25年度金融広報中央委員会がまとめた『家計の金融行動に関する世論調査』より、年間手取り収入(臨時収入含む)からの貯蓄割合を、年代別、年収別に抜粋したものです。
20代は、約4割が年収の2割以上貯蓄していることが下表よりわかります。

20代の金融資産は平均210万円、そのうち7割が現預金
上述の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20代が保有している金融資産の額は、平均して210万円だそうです。
また、金融商品別構成比は、預貯金の比率が全年代平均では5割程度なのに対し、20代は7割と現預金の割合が大きくなっています。30代、40代と、金融資産の額が増えていくにつれて、現預金の割合が低下しています。


貯蓄額の目安
さて、平均的な20代の貯蓄動向がどうなっているのかを見てきましたが、年収の2割程度を、普通預金で、200万程度を目標に貯金していく、というのが目安となるのではないでしょうか。
20代の貯金は、とにかく貯めることを目標に
「何歳までに何をしたい?」
「そのためにいくら必要?」
「その金額貯めるには毎年いくら貯金すればいい?」
といったように、目的から掘り下げて貯蓄額を決める場合もありますが、具体的な目標を立てることが難しい人は、毎月の手取りの25%を貯金するなど、高めの目標から貯金額を決め、それ以外で生活してみるということから始めてみてはどうでしょうか。
※図表は全て金融広報中央委員会がまとめた「平成25年度 家計の金融行動に関する世論調査」より、著者作成
【参考リンク】
・調査・アンケート | 金融広報中央委員会
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