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初出産の“病院選び”の重要ポイント5つ

初出産の“病院選び”の重要ポイント5つ

【女性からのご相談】
妊娠検査薬で陽性反応が出ました。待望の妊娠なのですが、なにぶん初めてのことで何からすれば良いのかわかりません。まずは、妊娠の確認のため産婦人科に行こうと思いますが、助産院などもありますよね。どういう基準で選べば良いのか、病院選びのコツがあれば教えてください。

a まず、重視する要素の優先順位を決めましょう。ただし、理想通りにはいかないことも。

ご妊娠おめでとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

初めての妊娠は、うれしいけれど戸惑うというお気持ち、よくわかります。特に悩ましいのは、長期にわたって通うことになる助産院選びです。

そこで、私自身の出産体験や、先輩ママ達から伺ったお話を基に、実際に役立った“産婦人科や助産院の探し方・選び方のコツ”をご紹介いたします。

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産婦人科・助産院の種類

まず、出産ができる施設にはどんなものがあるのかご紹介しましょう。

・産婦人科

いわゆる“産婦人科”とは、産婦人科医が常駐する医療機関のことを言います。産婦人科のある医療機関は大きく分けて“大学病院”“総合病院”“個人クリニック”の3種類です。

・助産院

助産院は、助産師が営む産院で、原則的には健康状態が良くローリスクの妊婦さんの自然分娩を介助します。また、産婦人科医師は常駐していません。万が一の場合には地域の提携病院に搬送するようになっています。

・院内助産院

院内助産院は、病院の中にある助産院のことです。院内助産院で通院やお産をしますが、緊急時にはすぐに施設内の産婦人科医師が対応します。

産婦人科や助産院の探し方・選び方

産婦人科・助産院探しは、インターネットが最も手軽で得られる情報量も多いのではないでしょうか。

しかし、インターネットで集められる情報は玉石混淆です。なるべくリアルで正確な口コミを集めるためにも近所の人や友人にも話を聞いてみましょう。

また、大学病院や総合病院の場合、産婦人科医師は数名在籍していますので、おすすめの医師の名前もメモしておくと良いでしょう。そして、自宅から通える範囲にある病院や助産院を何箇所か目星をつけておきます。

次は、候補を絞っていきます。お産に対して妊婦さんが希望するポイントで絞るのがコツです。

産婦人科や助産院を選ぶ際に判断するべき要素5つ

(1)自分の希望する出産スタイルを選べる

母乳育児推進、立ち会い出産など自分の理想のお産スタイルができるかどうかという点を調べておきましょう。

(2)安全性

NICU(新生児集中治療室)のベッド数、他科との連携など、緊急時にも安心できるかどうかをチェックしましょう。

(3)利便性

仕事をしている場合、職場から近い産院を選んでしまう人が多いのですが、産休や育休をとると、自宅から通うことになるため、利便性重視なら必ず自宅からの距離で選びましょう。里帰り出産の場合も利便性は重要です。

(4)コスト

豪華な食事や全室個室など入院設備の整った個人クリニックの場合、総合病院よりも費用がかかります。コストを少しでも抑えたいなら入院費用やお産費用についても調べておくようにしましょう。

(5)設備や食事が充実

妊娠、出産のご褒美においしい食事やリラックスできる個室を希望する妊婦さんも増えています。設備や食事を重視する場合は個人クリニックになります。ただし、総合病院よりもコストはかかります。


この5つの項目の中で自分の健康状態を考慮して優先順位を決め、自分の希望に一番近い産院を選ぶと良いでしょう。

出産は理想通りにはいかない

普段や妊娠期間中に健康であっても、妊娠後期になって突然、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群を発症することがあります。

私の場合、個人クリニックに通院していたのですが、妊娠後期に妊娠高血圧症候群を突然発症し母子ともに危険な状態となったため、クリニックから総合病院に救急搬送され緊急帝王切開となりました。

おいしい食事と入院設備の充実さで選んだ産院ですが、結果的には普通の病院食でしたし、術後の経過を見てすぐに大部屋に移動となりましたので理想と現実のギャップにショックを受けてしまいました。

しかし、わが子が無事に産まれてきてくれれば、そして自分の命が無事であれば帝王切開でも構わないのです。また、おいしい食事をする機会は健康であればいつでもあります。

出産は理想や予想通りにはいきません。理想を持ちすぎると、それが崩れたときに自分を責めてしまいますので、出産スタイルに強い思い入れを持ちすぎないことも大切です。

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●ライター/MAKI(健康・美容ライター)

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