休日は勉強会へGO! パートナーから“休活”を理解されるには
2014年12月4日 | よみもの休日は勉強会へGO! パートナーから“休活”を理解されるには

【パパからのご相談】
リストラや勤めている会社がいつまでもあるとは限らない厳しい時代、少しでも世界やチャンスを広げるため、休日に勉強会や異業種交流会などに出ることにしました。しかし、将来のための勉強であるのに妻の理解が得られません。子どもや家庭のことをほったらかしにして遊んでいると思われがちです。どうしたらよいでしょうか?
ゆったりした時間に、自分がやりたいことと家庭での役割をセットで話すのがおすすめです。
ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。
家庭が大事だからこそ、これから何があっても大丈夫なように勉強をしていきたい心構え、とてもご家族思いだと思います。しかし、このまま奥様と気持ちがすれ違っていては、家族を守るために勉強を重ねるつもりなのに、家庭が壊れてしまった、ということにもなりかねませんよね。
まずは、奥様との話し合いが先かと思います。

比較的ゆったりした時間に話し合いましょう
子育て中ですと、子どもが起きている慌ただしい時間に話をしても、ちゃんとコミュニケーションが取れず、逆に、「こんな忙しいときに余計な話をするなら、子どもの世話をやって」となりがちです。
金曜日や土曜日の夜、子どもが寝た後といった、比較的お互い余裕を持てる時間に話すのがおすすめです。
黙っていてもわかってくれるは幻想
奥様が勉強会や異業種交流会などをあまり知らない場合、ただ育児や家事が嫌だから逃げていると思われることがあります。“話しても分からないから言わない、きっと言わなくても自分が家族のことを考えていることは分かってくれる”というのは最悪です。
勉強内容を詳細に言う必要はありません。それよりも、何のために行くのか、そこで勉強して将来どうするつもりなのか、それがどう家族のために良いのかを伝えましょう。例えば、「これを学べば会社が何かあったときに、次の仕事に困らない」など伝えることが大切です。
やりたいことと家庭の役割をセットで話す
土日といえども家事・育児はなくなりません。むしろ、子どもが園や学校に通っている場合、土日の方がきついということもあります。
『人生を変えたければ「休活」をしよう!』の著者、大田正文さんは著書の中でこう仰っています。
『あなたが“休日”に外出するとパートナーが怒る原因は、「私は家の用事をしているのに、あの人は家の用事もしないで遊びほうけて!」という不公平感なのです。たとえ、パートナーが寝ている朝の間にあなたが家の用事をすませていたとしても、パートナーはそう思うものなのです。
そこで、パートナーに怒られるのを未然に防ぐ意味でも、あらかじめ“休日”に、自分が家庭で果たす役割をパートナーに宣言しておくことをおすすめします』
こういった宣言は重要ですよね。家族の今のために家の用事を何をするか奥様に宣言し、実行しましょう。
奥様の話も聞く
もしかすると、奥様も日々過ごすうちに、このままでは自分の世界が狭くなるのではいか、本当は休日に1人で過ごして何かしら身に付けたいのに、家事と育児でそれができないと閉塞感を感じていることもあるかもしれません。
家族を背負っている自分に比べたら、奥様のそういったことは大したことがないと思ってしまうかもしれません。しかし、それは違います。
大田さんは、『相手の休活(勉強会をはじめとした休日の活動のこと)がどんなことであっても、肯定してください。絶対に途中で否定しないでください』とも、おっしゃっています。また、休日の勉強会などの参加の話し合いは、先にパートナー側の話から聞くことを強くすすめられています。
休日に自分を高めることは、とても有意義なことです。奥様に心から送り出してもらうことで、より充実した時間になることでしょう。ぜひ、活用してくださいね。
【参考文献】
・『人生を変えたければ「休活」をしよう!」大田正文・著
【関連コラム】
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●ライター/馬場じむこ(書評ブロガー)