プレッシャーに勝つ! 受験直前に成績が伸びる子の特徴4つ
2014年12月3日 | よみものプレッシャーに勝つ! 受験直前に成績が伸びる子の特徴4つ

【ママからのご相談】
私立中学校の入試を間近に控えているのですが、なかなか成果が出ません。模試でもなかなか偏差値が上がらず合格圏内に入らないので、本当はダメなのでしょうけど、私自身がとても不安でいます。しかし、先輩ママから話を聞くと、合格確実のはずだったのに落ちた子、直前まで模試の結果は良くなかったけれど受かった子もいると聞きました。直前に伸びるのはどんな子なのでしょうか。
直前で伸びる子は心が強い!
こんにちは。プロ家庭教師の佐々木と申します。
いよいよ受験直前で、ソワソワしておられるご家庭も多いのではないでしょうか。ご相談者様も、直前で焦っておられるのではないかと思います。今回は、受験直前で伸びる子の特徴をご紹介します。

受験直前で伸びる子の特徴4つ
(1)模試の結果を気にしない
受験までは毎日何かしらのテストが行われます。そのすべてがいい結果とは限らないので、その都度落ち込んでいては心が持ちません。反省や改善はしても、気持ちの浮き沈みはできるだけなくして勉強に取り組むことが重要です。
(2)素直な子
受験勉強の専門家である塾の講師は、常に生徒の合格を願い、作戦を考えています。講師の言ったことをきちんとできれば成績は上がります。もちろん、子どもだけでなく、親も専門家の意見を聞き実行することが大切です。
(3)字がきれい
字が汚い子は作業が雑であることが多いため、試験本番でミスを繰り返す可能性があります。一文字一文字を美しく丁寧に書く必要はありませんが、読みやすい字が書けなければ復習も難しくなります。
(4)闘争心に火がついた
滑り止めで受けた1月入試に落ちてしまったことで、かえって闘争心に火がつき、起爆剤になる子がいます。その悔しさから本番まで必死に勉強し、急激に伸びるのです。(1)同様、落ち込まない強さがあるかがポイントです。
このように、終盤で大きく伸びるために重要なのは気の持ち方です。「確実に受かる」と言われていたのに落ちる子の原因の多くは、プレッシャーと言われています。終盤戦はメンタルの強さと素直さが勝敗を分けると言っても過言ではありません。
ご相談者様も、とても不安な時期をお過ごしかと思います。しかし、子どもたちは大人を鋭く観察していますので、親御さんの不安に気付き、自信を失ってしまうこともあります。ぜひ、お母さんが気持ちを強く持って、お子さんを支えてほしいと思います。
【参考文献】
・『日経ホームマガジン 中学受験で合格する子、涙をのむ子』日経BPヒット総合研究所
【関連コラム】
・受験生に最適な集中力や記憶力が高まる食事
・受験生の我が子をさりげなく応援するアイテム4選
●ライター/佐々木恵(プロ家庭教師)