タバコで流産リスクUP!? 妊婦の喫煙が胎児に与える影響と禁煙方法
2014年12月1日 | よみものタバコで流産リスクUP!? 妊婦の喫煙が胎児に与える影響と禁煙方法

妊婦は受動喫煙にも注意!

妊娠中の喫煙がいかに胎児に悪影響を与えるかについてお話ししてきましたが、自分の喫煙だけでなく受動喫煙にも注意が必要です。
受動喫煙の量が多くなると母体の血管が収縮してしまうため、胎児に栄養が行き渡らず、
・低体重
・無脳症
・死産
・流産
・早産
など、自分が吸っているのと変わらないリスクを背負うことになります。
また、受動喫煙は基本的に他人が出すタバコの煙が原因なので、完全にシャットアウトすることが難しいです。自分のパートナーや職場の人間、飲食店などで喫煙している人と接する機会は多いでしょう。
マスクで煙を防ごうにも『PM2.5』であるタバコの煙はマスクをすり抜けますし、仮にすべて防いだとしても、衣類や部屋に付着しているタバコの成分によって『三次喫煙(サード・ハンド・スモーク)』の被害を受けてしまいます。
唯一の対策は、“喫煙者を自分や自分の居場所に近づけない”こと。もしも夫がタバコを吸っているようなら、胎児へどれだけ重い悪影響があるかを訴え、禁煙してもらいましょう。
出かける際には喫煙OKのお店はもちろん、分煙のお店にも入らないようにしましょう。多少過剰に感じられるかもしれませんが、健全に赤ちゃんを産むためには必要な対策なのです。
妊婦が禁煙する方法4つ

タバコを吸うことが胎児にどれほど悪影響なのかを知った上でも、やはり「吸いたい」という欲求がなくならない人もいると思います。
タバコには依存性があるため、ある日を境にきっぱりやめられることはありません。むしろ「吸いたい」と思うのは当然の反応です。
しかし、大切な赤ちゃんのために禁煙は成功させなくてはなりません。以下では、妊婦さんが禁煙するコツについてご紹介いたします。
(1)どんな害があるかを暗記する
タバコが胎児に与える影響を知って、「よし、今日から禁煙しよう!」と思っても、しばらくすれば忘れてしまうものです。
どういう害があって、胎児にどう影響するのか。その重要なポイントをメモしたり暗記することで、タバコへの恐怖を薄れさせないようにしましょう。
(2)周囲に禁煙を宣言する
禁煙は結局のところ“自分との闘い”です。つまり、いかに自分に対して厳しく接することができるか、という点が勝敗を大きく分けます。
皆さんも経験があると思いますが、人は誰かに褒められたり叱られたりしないかぎりは、楽な方に行ってしまいがちです。そこで、監視してくれる“第三者の目”を作るべく、周囲に禁煙することを宣言しましょう。
宣言する相手は、できるだけ信頼を損ねたくない人を選ぶと効果的です。
(3)代替行為を見つける
タバコを吸っている人は、喫煙によって生活のリズムをとっていることが多いです。朝ご飯を食べたら一服、仕事が終わったら一服、家事の合間に一服、など喫煙という行為が生活の一部になってしまっているのです。
そのため、タバコに代わるものを探す必要があります。あめ玉やガムを口に入れる、顔を洗う、コーヒーを飲む、など習慣化できる行為を見つけましょう。
(4)喫煙者と距離を置く
いくら自分の禁煙の意思が固くても、周りに喫煙者がいては決意が揺らいでしまいがちです。
受動喫煙のリスクを排除する意味も込めて、彼らと少し距離を置いてしまいましょう。
まとめ
「妊婦が禁煙する方法や「受動喫煙の恐ろしさ」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
タバコが胎児に悪影響を与えることが分かっている以上、妊婦さんは必ず禁煙した方がいいです。具体的にどういう害があるのかを学んで、その上でしっかりと禁煙対策を取るようにしたいですね。
●ライター/亜依(ママライター)
●追記/パピマミ編集部
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)