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タバコで流産リスクUP!? 妊婦の喫煙が胎児に与える影響と禁煙方法

タバコで流産リスクUP!? 妊婦の喫煙が胎児に与える影響と禁煙方法

(5)奇形

タバコに含まれるニコチンは、胎児に送られる栄養素を阻害する働きを持っており、胎児は十分に栄養を得られなくなります。

栄養不足のまま成長した赤ちゃんは、神経管欠損症や無脳症などの奇形を引き起こす恐れがあります。

とくに妊娠初期の段階ではカルシウムや葉酸などの栄養が必要不可欠なため、この時期にタバコを吸うと胎児に悪影響を与えやすいと言われています。

(6)乳幼児突然死症候群(SIDS)

赤ちゃんが何の前触れもなく突然死んでしまう『乳幼児突然死症候群(SIDS)』という病気がありますが、妊娠中の喫煙はそのリスクを高めることが分かっています。

タバコには有害な成分が約40種類も含まれていると言われており、喫煙することで胎児にそれが蓄積されていると考えるとゾッとする話ですね。


(5)では妊娠初期がとくに危ないという旨を書きましたが、基本的に妊娠中の喫煙は一切しないほうがいいです。どのタイミングで吸っても必ず赤ちゃんに悪影響を及ぼします。

「それじゃあ出産後に吸おう」と思っている人もいるかと思いますが、産後は受動喫煙のリスクがあるためどちらにせよ吸えません。早々に禁煙を決意していたほうがいいですよ。

「禁煙ストレスの方が胎児に悪い」の意味

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『日本産婦人科医会』のHPには、『妊娠中の喫煙が生後の児に神経発達障害を引き起こす可能性が示唆されている。したがって、妊娠中の喫煙に関しても厳しい態度で禁煙を勧めて頂きたい』と記載されています。

「妊婦のストレスは、胎児の成長に影響する」というのはよく聞く話ですが、出生体重にはほとんど影響しないことが英国での大規模な調査により明らかになっております。

とはいえ、「妊婦のストレスは、子どもの性格を左右する」とも言われていますので、あくまで胎児の成長面だけのお話でもあります。

妊婦のストレスよりも、1本のタバコの方が胎児にとっては苦しく重いものだということは、今も昔も変わりがありません。

「2~3本ならいいよ」の意味

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実は私の周りにも、妹さんのように、「2~3本ならいいよ」と言われた人がいます。ただし、前提として、「どうしてもやめられないのなら」という話だったようです。

“喫煙が胎児に及ぼす影響”について詳しく知っているはずの産婦人科の先生が、なぜこのようなことを言うのでしょうか?

それは、「いくら自分が注意をしても妊婦がタバコを止めないのだから、少しでも本数を減らしてもらおう。軽いタバコに切り替えてもらおう」という気持ちでアドバイスされているからではないでしょうか? 先生も心の中では禁煙してもらいたいと願っていることでしょう。

いくら先生が喫煙に関してOKを出したとしても、タバコは吸った1本目から胎児の細胞を破壊していきます。

「タバコは児童虐待だ」という人もいます。このことを妹さんにお話しして、少しでも早く禁煙してもらうようにしましょう。


→次ページでは、妊婦の受動喫煙について見て行きましょう。

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