1人もいなくて大丈夫? “ママ友”は本当に必要なのか
2014年11月24日 | よみもの1人もいなくて大丈夫? “ママ友”は本当に必要なのか

【ママからのご相談】
20代主婦です。来年息子が小学校に入学となります。幼稚園と離れたところにあるため、友だちもいない環境での入学。ママ友ができるか心配です。
ママ友がなぜ必要なのか、考えてみましょう。
片付けパーソナリティのあさがみちこです。
私自身、娘が入学直前に引っ越しをして、学校に1人も知り合いがいない環境でした。整理収納サービス時に、お客さまによく尋ねられるこの話題、似たような境遇ということで、今回は私が回答させていただきます。
さて、ご相談者さんはママ友がなぜ必要ですか? お子さんのため? それともご自身のため?
そう聞かれるときっと答えに詰まりますよね。意地悪でごめんなさい。

“ママ友”はトラブルの素? それとも頼りになる人?
今回の相談を機に、“ママ友”と検索をしてみたところ、ママ友の後に出てくるワードは、“修羅場”“トラブル”“疲れた”“無視”とマイナスなものばかりでした。
いい印象を持っていない方、そしてママ友問題に困っている方が少なからずいるようです。
ただ、明治安田生活福祉研究所が実施した『第7回結婚・出産に関する調査』で、子育ての情報源と悩みごとの相談相手について質問した調査結果によると、40代はママ友が第1位、20代・30代も第3位という結果も出ているのです。
ママ友の存在が大切な方もいらっしゃるということですね。
“ママ友”を作ろうと気負わなくても大丈夫
子どもは子ども同士の世界を作ります。そこはママ同士が友だちだろうとなかろうと関係ないですよね。
もし学校内のことで分からないことや気になることが起きたら、担任の先生やスクールカウンセラーにお聞きすればたいていのことは解決します。先生よりもっと子どもに近い話が聞きたかったら、お子さんと仲の良い子どもの保護者の方に連絡する方法もありますよね。
何よりPTAの役員や係になったら、必然的に他の保護者の方と顔を合わせる機会ができて、おしゃべりをする時間はできるはず。
「私はママ友は必要ない!」と肩ひじ張る必要もないけど、わざわざ、「ママ友を作ろう!」なんて気負わなくても大丈夫。
本当に気が合う方がいたら“ママ友”というよく分からないカテゴリーに入れず“友だち”になればいいし、そうでなければ“同じ学校の保護者”として関わればいいですよね。
あいさつなどの最低限の礼儀だけ忘れない距離を保てば、問題は起きないはずです。
“ママ友”にとらわれない暮らしを
会社の同僚や上司、取引先の方だったら、性格が合わなくても苦手でも付き合わないといけないこともありますが、ママ友というのは子どもたちが通っている学校や幼稚園の保護者という、立場が同じなだけです。上下関係や利害関係などもありません。
一緒にいることで悩みを解消できたり、お互いを高め合える存在ならいいですが、くれぐれもママ友を作って、他の保護者や先生、ご主人の文句ばかり言うような残念な環境には身を置かないでくださいね。そんなときは、迷わず距離を置くことをおすすめします。
ママ友のことはあまり考えず、これから始まる子どもの新生活がより心地いいモノにするにはどうしたらいいか。そんなことを考えながら4月を迎えてくださいね。
【関連コラム】
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●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)