子育てママが“ながら勉強法”で家事と資格取得を両立する方法3つ
2014年11月12日 | よみもの子育てママが“ながら勉強法”で家事と資格取得を両立する方法3つ

【ママからのご相談】
この春、出産のため10年勤めた会社を退職しました。8月に男児を出産し、そろそろ生活のリズムができてきました。今のうちに何か資格を取得したいと思いますが、家事と子育てをしながらどうやって勉強を両立させればいいのでしょうか?
勉強を生活の一部に! 忙しくてもできる、ながら勉強テクニック。
ご相談ありがとうございます。ママライターのうぇぶりんです。
私は、児童英語教師として自宅で児童英語教室を開いていますが、私自身、やはり出産後、子育てをしながら英語を勉強しました。子育て中は、いろいろと大変で、時間もあまりないとは思いますが、そんな状況でも効率良く勉強する方法があります。
それは、ズバリ、“ながら勉強法”です。ちょっとしたテクニックで、資格取得も夢ではありません。

“ながら勉強法”のすすめ3つ
(1)1日5ワード身につけるための簡単暗記術
どの資格であろうとも、覚えなければならない専門のワードがあります。
医療事務なら、“アクティブカルテ”や“院外処方せん”。簿記なら、“勘定科目”や“有価証券”“仕訳”。英語なら、それこそ数限りなく覚えるべき英単語があります。
初めて勉強する分野なら、それらの言葉を覚えるのもひと苦労です。そこで1ワードを1枚の紙に書き、トイレ、洗面所、キッチン、リビング、玄関と、1日に何度も足を運ぶ場所に貼っておきます。1か所に1ワード、1日に合計5ワードだけ必ず覚えると決心し、その場所に行くたびに口に出して唱えます。歯を磨きながら、お料理しながら、お掃除しながら……。
時間を無駄にしない簡単暗記術です。
(2)移動中の時間はリスニングタイム
保育園の送り迎え、お買い物、お料理中など、乗り物を使った移動中や、ちょっとした時間も無駄にしてはいけません。
テキストの内容をあらかじめ自分でCDやレコーダーに入れておき、今度は耳から覚えるのです。ある程度聞き流しで構いません。何度も繰り返すうちに耳や頭に残ります。それでいいのです。
『40歳からの英語独学法』の著者、笹野洋子氏は、著書の中で、ラジオの英会話番組をカセットテープに録音し、繰り返し聞いていたといいます。食事の支度中もテープをかけっぱなしにしていたそうです。
このように、無理して覚えようとせず、自然にインプットするようにする。気負いのない姿勢が長続きのポイントと言えそうです。
(3)画期的に、確実に、自分を上げる勉強法
家庭での勉強の王道と言えば、やはり通信講座でしょう。
最近では比較的低料金で受けられる講座も多くあります。「家事や育児で手一杯。そんな本格的な勉強なんてできないわ」とおっしゃる方もいるでしょう。
でも、大丈夫! 最近の通信教育には、1日に数十分で学習できるようなカリキュラムを組んでいるものも多くあり、家事や育児の隙間時間を上手に使って学習できます。
講座の種類も、趣味の域からビジネス系までバラエティに富んでおり、自分の目的次第で選択できます。独学では自分を律することが難しいと感じたら、思い切ってできる範囲でお金をかけてみるのもアリですね。
年齢は関係ない。いくつになっても挑戦できるし、両立できる
上記の笹野洋子氏が英語の勉強に本格的に取りかかったのは40歳からです。主婦業をこなしながら勉強し、47歳で翻訳家デビューされたそうです。
誰でもやる気さえあれば、勉強に年齢は関係ありません。子育てしながら、家事をしながら、いくらでも勉強法はあるのです。さあ、さっそくトライしてみましょう。
【参考文献】
・『「読んで身につけた」40歳からの英語独学法』笹野洋子・著
【関連コラム】
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●ライター/うぇぶりん(児童英語講師)