原因はナニ? 「心身症」に悩んでいる人々のリアルな本音
2014年11月12日 | よみもの原因はナニ? 「心身症」に悩んでいる人々のリアルな本音

今回は、心身症についてご案内します。まず、心身症とは原因不明の胃痛・頭痛・目まい・立ちくらみなどといった症状を指します。病院で検査をしても、問題がないことが多いのが特徴です。

心身症になるきっかけは?
一番多いのはストレスからくるものです。これは複数の医師の見解で確認しています。ストレスは自分では気付かないうちにたまってしまうもの。そこで、心身症に悩んでいる方の声をいくつか集めてみました。
心身症に悩んでいる方の声
『原因不明の胃痛で悩んでいます。胃カメラでも正常だったので、医師からはストレスが原因ではと言われています』(20代 主婦)
『頭痛がひどく、困っていたのですが、医師から心身症と診断されました』(20代女性 会社員)
『顎の関節がよく鳴るのですが、気になって病院にいったら顎関節症と診断され、心身症の可能性が高いと診察されました』(30代女性 会社員)
『ある日いきなりげっぷが止まらなくなり、色んな病院に診てもらったのですが、呑気(どんき)症と診断され、安定剤を処方されました』(30代女性 会社員)
『ある日出社したら、朝礼中に目まいで倒れ、神経科に運ばれましたが、異常なしと診断されました。その後心療内科に受診したら、心身症と診断されました』(30代男性 会社員)
ストレスによる心身症は、多くの方、特に働いている方に多く見られるようですね。
軽いうちは内科でも処方される安定剤で治ることも多いのですが、重くなったり治らなかったりするようであれば、心療内科や精神科の受診も検討したほうがよいかもしれません。
心療内科に抵抗のある人も多いと思いますが、最近では内科と併用しているクリニックも多いので、そういう病院を探すのもよいかもしれません。
心身症は精神疾病の入り口になることもあるので、症状が軽いうちに早く治すことが肝要ですね。病院に抵抗のある方は、カウンセリングで治ることもありますので、臨床心理士のカウンセリングを受けるのも一つの解決方法です。
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