“彼ピッピ”を超える? 思わずイラついた女性のパートナーの呼び方3つ
2014年11月7日 | よみもの“彼ピッピ”を超える? 思わずイラついた女性のパートナーの呼び方3つ

つい先日のことです。SNSを流し見していたところ、とんでもない言葉を見つけてビックリしました。
その言葉とは、「彼ピッピ」! なんと、付き合っている男性のことをそう呼んでいるのです。
例えば「昨日はウチの彼ピッピと一日おうちデートでしたぁ」というような感じ。筆者にとっては衝撃だったのですが、その方の周りでは一般的なのでしょうか。
その呼称についてツッコミを入れるようなコメントはついておらず、完全にスルーされていることも驚きでした。
この「彼ピッピ」を始め、ちょっと変わったパートナーの呼び方はさまざまありますね。時には違和感が高じて、ちょっとイラっとしてしまうこともありませんか?
今回は街の男女に、思わずイラッとしてしまったパートナーの呼び方をインタビューしてみました。

(1)「相方」
『ズバリ、「相方」ですね。漫才師かよ! と心のなかで毎回ツッコんでます』(20代女性/未婚/営業事務)
『幼馴染がSNSで、彼氏のことを「愛方」って書いてた。背筋がゾワーっとした』(20代女性/既婚/主婦)
お笑い芸人が使っているように、「相方」とは、演芸などで組む相棒のことを指す言葉です。
しかしそればかりではなく、実は遊郭で働く女性のことも意味しています。パートナーを呼ぶときに使うには、あまりふさわしくないかもしれませんね。
(2)「ツレ」
かつて漫画のタイトルにも使われた、「ツレ」という呼称。これにイラつきを感じるという意見もありました。
『ご主人のことを「ツレ」と呼ぶママ友にいつも違和感がある。男前気取りというか、サバサバ女ぶってる感じがしてしまう』(30代女性/既婚/化粧品販売)
実はこれ、配偶者を示すときには使えますが、未婚のパートナーに対しては使えない呼称なんだそうです。
(3)「旦那さん」
どのようなシーンでも、自分の身内に“さん”という敬称はつかえません。もちろん「旦那さん」だけでなく、「奥さん」、「彼氏さん」、「彼女さん」もすべてNG。
『「ウチの旦那さん」っていう人。身内に“さん”付けするなんて、頭わるいんだなぁと思う』(30代男性/未婚/教員)
中にはこんな変化球を投げている人もいるようです。
『尊敬している女上司が、ブログで「ダンナくん」だの「ダンナきゅん」だの書きまくっていたのを発見。ドン引きしました』(20代男性/企画)
愛がありあまって、胸がキュンキュンすることが由来の「ダンナきゅん」という呼称なのでしょうか。当人たちはいいかもしれませんが、周りはちょっと恥ずかしいですよね。
正式な呼び方は、「夫」や「妻」
ちなみに、正しくはどのように呼ぶべきなのでしょうか。辞書で調べてみました。
結婚していないパートナーの場合は、「彼」「彼女」が無難なようです。
配偶者の場合、「夫」「妻」、あるいは「主人」「家内」が正式な呼称。
「旦那」もOKです。ただしこれは、仏閣にお布施をする人や商売上の顧客を呼ぶときにも使われます。かしこまった席では避け、仲間うちのみで使うほうがよさそうです。
また、「嫁」は、“息子の妻”を指す言葉。舅や姑が使うものであり、夫婦間では使わないのが正式な用法です。
いかがでしたか?
言葉遣いで何よりも大切なのは、TPOをきちんとわきまえることです。
正しい使い方をマスターしたうえで、親しい友人たちとは砕けた呼び方をする。そのように上手に使い分けられるのが、スマートな大人といえるのではないでしょうか。