誰も立候補しないPTAの役員決めをスムーズに進めるコツ3つ
2014年10月27日 | よみもの誰も立候補しないPTAの役員決めをスムーズに進めるコツ3つ

【ママからのご相談】
PTAの役員を何回かやっているのですが、毎年次の年のPTAの役員を決めるのにとても苦労しています。みんなやりたがらないため、立候補はないですし、推薦もしにくい状況です。結局、保護者会で時間が長引くので、しぶしぶ引き受けてくれる方が出てくるのですが、もう少しスムーズにやる方法があれば教えれもらえますでしょうか。次の役員決めで検討してみたいと思っています。
事前になってくれそうな人に話をしておきましょう!
ご相談ありがとうございます。育児書コンシェルジュの三尾です。
PTAで苦労するテーマの一つが役員決めですよね。積極的にやってくれる人が多ければいいのですが、そういう人がいないときはやってくれそうな人を探すのに苦労しますよね。PTAの会合でP連というのがあるのですが、その場でも同じようにこのテーマに関して悩みをよく聞きます。結局、やってくれそうな人に声をかけるのが一番早いようですね。
さて、大塚玲子さんの『PTAをけっこうラクにたのしくする本』にいくつか参考になりそうな話がありましたので、私の経験もふまえていくつか役に立ちそうなお話をご紹介します。

PTAの役員決めをスムーズに進めるコツ3つ
(1)一緒に活動したい人に声がけする
自分の知り合いやこの人ならなんかやってくれそうという方に声掛けしてやるとPTA役員になってからもやりやすいです。
選挙で無理やりやらされた人だとやっぱりモチベーションが上がらなかったりしますので、自分から事前にやってくれそうな人を見つけて声をかけておくといいですね。その際は相手の事情も理解した上で、PTAの仕事を考慮しておくと相手も話を聞いてくれやすいです。
(2)仕事を見直してみる
どうしても決まらない、やってくれそうな人が見つからない、いつもこの委員を決めるのに時間がかかるというような役職があるのであれば、その役職に何か問題があるのかもしれません。
仕事が集中していたり、時間を取られたりしているのかもしれませんので、仕事の内容を見直したり、役割を分担させたり、工夫をするとやってくれる人が出てくる可能性もあります。なかなか決まらない場合は、なぜその仕事をやりたくないのか理由を聞いてみるのも一つの方法です。
(3)会長が責任をとる
責任をとりたくないからPTAをやりたくないという人もいます。
そういう人がいるのであれば、「責任はPTA会長がとるので仕事をやってほしい」とお願いしてみてもいいかもしれません。その場合、PTA会長には事前に話をしておいた方がいいですが、意外に責任を誰かが最後に持ってくれるならとやってくれる人が多かったりします。
いかがでしたでしょうか。
そのPTAの雰囲気やルールにもよるかもしれませんが、やはりPTAをやる人たちが気持ちよくやれる環境を作るのが大事なのではないでしょうか。よければ実践してもらえるとうれしいですね。
【参考文献】
・『PTAをけっこうラクにたのしくする本』大塚玲子・著
【関連コラム】
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●ライター/三尾幸司(育児書コンシェルジュ)