初期症状で食い止める! ひきはじめの風邪を早く治すコツ
2014年10月24日 | よみもの初期症状で食い止める! ひきはじめの風邪を早く治すコツ

【ママからのご相談】
幼稚園児2人を持つ母親です。鼻水やせきが出始めたときの対処法を教えてください。
軽い症状のうちはできるだけ病院に行かずに治してあげたいと思っています。
何か良い方法はありますでしょうか。
> 風邪の初期症状(P1)
> インフルエンザの初期症状(P2)
> 風邪ウイルスを撃退する体の機能3つ(P2)
> 風邪のひきはじめに風邪薬は必要? 不要?(P2)
> 自宅で風邪をできるだけ早く治す方法11選(P3〜4)
> 風邪に効く代表的な飲み物8選(P5)
> 風邪に効く主な食べ物11選(P6)
> まとめ(P6)
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。ご相談ありがとうございます。
子どもが風邪をひくと、長引いたり悪化したりして本当に大変ですよね。
私も子どもが風邪をひくと、以前はすぐに病院に連れて行っていましたが、小児科医の話を聞いたり、民間療法などから一番良いと思われるものを実践してきました。
その結果、風邪をひいても病院にかかるようなひどい状態になることはほとんどありません。
1年に1回あるかないかくらいまで症状の悪化を防ぐことに成功しています。
ただし、症状の悪化や発熱、他の症状が出た場合は、ためらわずに受診することを前提としてくださいね。
風邪をひくメカニズム
「あれ、なんだか鼻水が出る」「せきが止まらない」など、風邪のひきはじめって体の異変から気づくことが多いですよね。
人によって症状はすこし異なりますが、現れる症状は大抵同じようなものばかり……。
風邪をひきはじめたとき、人間の体内ではどのようなことが起こっているのでしょうか。
まず、風邪は空気中に漂っているウイルスに感染することから始まります。
感染経路は主に鼻や口などの呼吸器で、そこからウイルスが侵入します。
そして鼻や喉の粘膜に付着したウイルスが増殖を始めます。
ある程度ウイルスが増殖してくると、鼻や喉の粘膜が炎症を起こすようになります。
そうなると、鼻水やせき、タンなどのいわゆる“風邪の代表的な症状”が出るようになります。
ちなみに、熱が出る場合は白血球の一種であるマクロファージが感染細胞を排除しようとしている証拠です。
マクロファージはウイルスを食べる際に“サイトカイン”という発熱物質を作り、それが体の発熱を促しているのです。
“熱”と聞けば悪いイメージを抱く人もいると思いますが、実は体の中で必死にウイルスと戦っている証なのです。
風邪の初期症状
ウイルスが免疫を破って風邪をひいた場合、初期症状として以下のようなものが現れます。
・微熱
・咳
・くしゃみ
・鼻水
・倦怠感
・関節痛
・食欲不振
・頭痛
基本的にゆるやかに進行していき、微熱が徐々に上がっていきます。熱は一般的に37〜38度程度です。
他にも食事が食べづらいなどの喉の痛みも風邪のサインとなります。
→次ページでは、インフルエンザの初期症状を見ていきましょう。