会話のないコミュニケーションレス夫婦がすべき改善策2つ
2014年10月24日 | よみもの会話のないコミュニケーションレス夫婦がすべき改善策2つ

【ママからのご相談】
結婚の遅かった私は、夫と関わるよりも子育てに家事にと躍起になっていました。結婚当初や子どもが小さいころは夫と話す時間もたくさんあったのですが、子どもが少しずつ大きくなるに連れてだんだんと話す時間が減り、最近ではまったく会話をしない日もあります。子どもも大きくなり、私が手を焼くことも減ってきた今、なんだか寂しくて仕方ありません。
どうしたら前のように夫とコミュニケーションをとることができるでしょうか?
夫婦はお互いがいることが当たり前ではない!
ご相談ありがとうございます。家族を笑顔にする教師&6人の子育てパパ・荒川茂樹です。
子どもに手がかかるときは、子育てに家事にとママは大車輪の活躍ですよね。しかし、それに一生懸命になりすぎるあまり、身近にいる旦那さんの存在が以前のように目に入らず、それが当たり前になってしまうことってよく聞きます。自分の忙しさを分かってくれている(はず)、何も言わなくても私の気持ちを分かってくれている(はず)という感じでね。
今、相談者の方は、旦那さんの存在の大きさを改めて感じていらっしゃいますね。そして、コミュニケーションをとっていくことの必要性、重要性を心の底から感じていらっしゃいます。とても素敵なことです。
夫婦はいて当たり前ではありません。お互いに信頼し、尊重し、助け合ってこそ夫婦なのではないでしょうか。そのためにはコミュニケーションを通して、相手を理解することが最も重要です。
これからその方法をご紹介したいと思います。

夫婦のコミュニケーションを復活させる方法2つ
(1)旦那さんに興味を持ちましょう!
あなたが、仲良しのお友達と話すときを思い浮かべてみてください。そのときって無条件で相手の話に耳を傾けますね。そこには友達のことが“好き”“楽しい”“信頼”などという友達に対する“興味”があるからです。
では、その友達と同じように、相談者の方は旦那さんに興味をもっていますか? まずは、外見でも、仕事のことでも、子どもとの関わり方でも旦那さんを注意深くよく見てください。よく見ていると、ふと気になることが出てきます。その気づきは、旦那さんに対して興味をもった証拠です。
その気づきをもとに勇気をもって話しかけてみてください。また、その気づきは、「自分のことを気にしていないと思っていたけれど、本当はよく見てくれているんだ」という旦那さんのあなたに対する前向きな思いにもつながります。これを繰り返していくことで、旦那さんの気持ちに変化が生まれ、自然に旦那さんの方から話してくれるようになっていきますよ。
そして、話すときに大切なのはあなたの笑顔!
初めはぎこちない笑顔かもしれませんが、鏡を見て笑顔を作る練習をし、旦那さんと話をするときには意識して笑顔を出していきたいですね。
(2)旦那さんに感謝の心を示しましょう
旦那さんと話すためのステップの第2段階は、「どんな小さなことにも旦那さんに対して感謝の心を示す」ということです。林恭弘さんの著書『ちょっとした一言で相手が動く夫婦の心理テクニック』の中でも、“パートナーに対する感謝の思い”を伝えることの重要性を書いています。
朝、仕事に出かける旦那さんに、「毎日、朝早くからありがとう。行ってらっしゃい」何かちょっとした家事をしてくれたのなら、「〇〇してくれて助かったわ。ありがとう!」夜寝るときに、「今日も一日ご苦労様。ありがとう」
こんな感謝の言葉や思いを示すことで、まず、あなたの心が変わってきます。今まで子どもたちに向いていた気持ちが、着実に旦那さんに向いていくようになります。そして、それにつれて感謝されている旦那さんの心もあなたに向いてくるようになります。感謝されてうれしくない人はいません。まして夫婦であればなおさらです。
その繰り返しで自然に旦那さんからあなたに、「ありがとう」も言ってくるようになりますよ。
夫婦一緒に家庭を作り上げていく
相手に興味を持ち、感謝の心を持ち続けることで、よい夫婦関係を築くことができます。そして、それが良いコミュニケーションにもつながっています。家庭には、あなたと旦那さんという夫婦がいます。いつでも二人で良い関係を築き上げていきたいものですね。
素敵なコミュニケーションが作れることを願っています。
【参考文献】
・『ちょっとした一言で相手が動く夫婦の心理テクニック』林恭弘・著
【関連コラム】
・“妻にとって理想の夫”に近づくためのポイント5つ
・話を聞いてくれない夫の心理と解決策
●ライター/荒川茂樹(プロ学習講師)