乱暴な言葉を使う子供への対処法2つ
2014年10月23日 | よみもの乱暴な言葉を使う子供への対処法2つ

【ママからのご相談】
5歳の男の子のママです。最近、息子が、「うるせー」「ヤバイ」など乱暴な言葉を使うようになりました。保育園で流行しているようで、私が話しかけるたびに言っているので困っています。注意してやめさせた方が良いでしょうか。
何でも吸収してしまう幼児期の子どもたち。
ご相談ありがとうございます。フリーライターのmikiです。
スポンジのように何でも吸収してしまう幼児期は、保育園や幼稚園、テレビなどから聞こえてくる言葉をすぐに覚えてしまうので、驚いてしまうお母さんも多いのではないでしょうか。
もうすぐ中学生になる甥っ子も幼稚園時代、アニメのキャラクターの話し方をマネしていました。私としてはかわいらしいなと感じていたのですが、母親である妹は困っていたことを覚えています。もちろん、わが息子もテレビの影響なのか、「何でやねん!」と関西弁をマネしていたことがあります。
こうした言葉遣いに対してどのように子どもに対応した方がいいか、幼稚園の先生と保育士さんに話を伺いました。

子どもが乱暴な言葉を使ったときの対処法2つ
(1)気持ちを伝えて少しずつ減らそう
まず、テレビなどで頻繁に流れてくる流行語に対しては、特別強く指導することはないとのことでした。
ただし、頻繁に言うようになった場合には、声をかけるようにしているそうです。その際、「言ってはダメ」と注意すると、逆効果になる場合も。あくまで、「そういう言葉ばかりだったら先生には伝わらないからいやだな」という風に気持ちを伝えるのが効果的だそうです。
(2)人を傷つける言葉は注意が必要
先生方が特に注意しているのは、相手を傷つける言葉。
言葉もれっきとした暴力になりますから、相手を傷つけるような言葉を言ってしまった子に対しては、特に注意が必要だそうです。その場合、どうしてそのような言葉を言ってしまったのかを聞き、次はその言葉を使わないようきちんと説明。同時に言われて傷ついた子に対して心のケアを徹底するようにしているそうです。
しっかりと時間を作って根気よく接する
ご相談者様の場合、「うるせー」「ヤバイ」という言葉が出たとき、しっかり時間を作って、「そんな言葉を使ったら悲しいな」と気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
一度では伝わらないかもしれませんが、何度も根気よく話すことで少しずつ伝わっていくことと思います。一時的なものと信じて根気よくお子さんに接してみることをおすすめします。
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●ライター/miki(フリーライター)