春夏秋冬いつでも!? 季節の変わり目に起こる“頭痛”の原因と対処法
2014年10月17日 | よみもの春夏秋冬いつでも!? 季節の変わり目に起こる“頭痛”の原因と対処法

【ママからのご相談】
夏も終わり、寒くなってきました。私は子どものときから季節の変わり目には体調を崩すことが多かったです。
大人になってからは崩すことはあまりないですが、頭痛はあります。特に夏から秋、冬の変わり目にあります。何か対処法があれば教えてください。
> 季節の変わり目に頭痛が起こる原因2つ(P1)
> 春に起こる頭痛の原因3つ(P2)
> 夏に起こる頭痛の原因3つ(P2)
> 秋に起こる頭痛の原因2つ(P3)
> 冬に起こる頭痛の原因3つ(P3)
> 季節の変わり目に頭痛が起きたときの対処法9つ(P4〜5)
> まとめ(P5)
こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。
10月に入って寒さを感じるようになってきましたね。季節の変わり目になると、頭痛が起きやすくなる条件がそろってしまうことにお気づきでしょうか。
特に女性に多く、冷え性にも関係があることがわかっています。今回は、寒さとともにやってくる頭痛の話をしたいと思います。
季節の変わり目っていつ?

私たちはよく「季節の変わり目」という言葉を耳にしますが、具体的にいつからいつまでのことを指しているのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、ここでは季節の変わり目を定義づける2つの基準をご紹介いたします。
気象庁による季節区分
季節の変わり目は、その名の通り季節と季節の間の期間のことを指します。気象庁が定義している季節区分は、以下の通り。
・【春】……3〜5月
・【夏】……6〜8月
・【秋】……9〜11月
・【冬】……12〜2月
これを参考に考えると、季節の変わり目は、5〜6月、8〜9月、11月〜12月、2〜3月の4つの時期と言えます。
気温の変化
また、気象庁の季節区分に関わらず、1か月の間に4〜5度以上の気温差がある時期を“季節の変わり目”と呼ぶこともあります。
季節の変わり目に起こる頭痛の原因は気温の大きな変化なので、私たちが実感するのはこちらの定義の方ですね。
季節の変わり目に頭痛が起こる原因2つ

(1)気温の変化
春から夏、夏から秋、秋から冬と季節が変わっていくまさにこの時期、頭痛が頻発して起こります。
暖かい状態から寒い状態や、寒い状態から暖かい状態になることで、体もそれに合わせようとします。
それに対応するために、血管が収縮したり拡張したりするわけですが、この動きが急に起こることで神経を刺激してしまうことがあります。これが頭痛の正体です。
「昨日まで暖かだったのに、今日は寒い」と感じると、血管の収縮が突然起こりますので、頭が痛くなってくるのです。風邪の引き始めのような状態の痛さを感じたりします。
(2)気圧の変化
頭痛は、気温だけでなく気圧の変化によっても引き起こされます。特に春や秋は天気が変わりやすく、低気圧と高気圧が頻繁に繰り返されます。
そのため、数時間から数日単位で変化する気圧に体がうまく適応できずに、頭痛が起こってしまいます。
気圧が変化するとなぜ頭痛が起こるのかというと、私たちの血管は気圧によって収縮したり膨張したりします。
その影響で、全身を流れる血液の量が不安定になるため、頭痛を引き起こしていると言われています。
→次ページでは、春に起こる頭痛の原因を見ていきましょう。