もっと手伝って! 夫のイクメン度がどんどんUPする転がし方
2014年10月16日 | よみものもっと手伝って! 夫のイクメン度がどんどんUPする転がし方

【ママからのご相談】
うちの旦那は、妙にイクメン気取りなんです。でも、やっていることといったら、1歳の息子をお風呂に入れることと、たまの休日に作る料理くらい。それでも、「俺は家事や育児をやっている。だから、イクメンだ! お前は毎日家にいられて楽でいいな!」なんて言うんです。
まったく頭にきちゃいます。こんな夫にどう対応すればいいのでしょうか?
まずは、やってくれることに感謝しましょう!
ご相談ありがとうございます。家族を笑顔にする教師&6人の子育てパパ・荒川茂樹です。
最近は、旦那さんがお子さんを抱っこひもで歩いている姿を街中でよく見かけます。それだけ、育児に協力する男性が増えてきているのです。旦那さんも一応家事や育児に協力していると自負されているようですが、奥様にとってはまだまだという思いなのですね。
毎日お子さんと関わる時間が長いママの苦労、よく分かります。夫婦生活や子育てを生き生きするためには、ママが毎日を楽しく過ごすことが大切です。
それには、まずは旦那さんのやってくれていることに感謝の気持ち、「ありがとう」や笑顔を送ってみてください。夫婦といえども元は他人。その関係をより良いものにしていくには、日ごろの感謝の気持ちをいかに伝え続けていくかが重要なのです。
とかく、「やってくれて当然」「するのが当たり前」という気持ちに傾きがちですが、夫婦関係や子育てに“当たり前”というものは存在しません。だからこそ、お互いが気持ちよく生活していくためには日々の感謝の気持ち、「ありがとう」の言葉がとても重要な役目を持っているのです。
今回は、“感謝の気持ち”を伝え続けることの重要性とそのために意識すべきことをご紹介したいと思います。

感謝し続けることがママへの大きなメリットになる
奥さんの思うように動いてくれない、気遣ってくれない旦那さんにイライラしてしまう、そんな話をするママさんの声をよく耳にします。しかし、なかなか動いてくれない旦那さんを嘆くよりも、今動いてくれた旦那さんの良さを感じ、「ありがとう」と言ってみたらどうでしょう。
いつもと違う対応にはじめは驚くかもしれません。しかし、その、「ありがとう」が続くことによって、旦那さんも自分の子育てや家事に充実感を覚えるようになっていきます。そして、「こんなに喜んでくれるのなら、もっと頑張ってみようかな」と他の仕事にも目を向けてくれるようにもなってくるのです。
アルバート=エリスの著書『幸せなカップルになるために』という本の中でも、『「今の相手をありのままに受け入れることの大切さ」そして、「そこに対する賞賛や感謝の気持ちを伝え続けよう」』と述べられています。
旦那さんに甘え上手になりましょう
ご相談者の旦那さんは、ご自身が『イクメン』であると自負されています。だったら、そのイクメンという気持ちを十分認めてあげることで、旦那さんの心が満たされていきます。
そして、その上で、「〇〇もしてくれるとうれしいな」という甘え上手な言葉をかけてみてください。女性から甘えられてうれしくない男性はいません。やってくれたのなら、結果が奥さんの満足感を満たさなかったとしても、必ずや認めてください。
そうすることで旦那さんのイクメン度がどんどんアップし、奥さんのイライラも、奥さんの家事や育児に対する取り組みもどんどん楽になっていきますよ。
旦那がやってくれないと感じたら、そのやる気を起こすような言葉や関わりを繰り返していくといいですよ。それが、夫婦関係や子育てをも良好にすることにつながっていきますからね!
【参考文献】
・『幸せなカップルになるために』アルバート=エリス・著
【関連コラム】
・旦那に育児や家事の協力をあおぐコツ3つ
・新米パパに育児や家事をうまく頼む方法3つ
・妻が夫に求めている「理想のイクメン像」とは?
●ライター/荒川茂樹(プロ学習講師)