バーベキューで使った炭の正しい処理方法
2014年10月8日 | よみものバーベキューで使った炭の正しい処理方法

【女性からのご相談】
30代主婦です。この秋、3家族でバーベキューをしようという話になっていますが、初心者ばかりです。道具は買いそろえればいいものの、炭の処理に困ってしまいそうです。山火事などもありましたよね。最善の方法を教えてください。
今や6人に1人が堪能しているバーベキュー。きちんと処理方法を覚えておきましょう。
ご相談ありがとうございます。片付けパーソナリティのあさがみちこです。
暑すぎず寒すぎず、バーベキューにピッタリな季節になりましたね。
今年発表されたレジャー白書によると、バーベキュー参加人口は2110万人。日本人6人に1人がバーベキューを楽しんでいる換算になります。山火事やけが人を出さないためには、ゴミや炭の処理方法をきちんと理解しておくことが、とても大切ですね。
今回は、日本バーベキュー協会会長である下條民夫さんへの取材で、“使用した炭の処理方法”を伺ったので、お伝えさせていただきます。

炭を捨てる前に
炭を捨てる前に肝心なのが、きちんと消火すること。少しの水をかけたくらいでは火は消えません。もし水を使った消火をするなら、たっぷりと水を入れたバケツに1つ1つ炭を炭ばさみでつまんで入れて、30分位放置しましょう。
火消し壺は優秀です
炭の消火に推奨するのは『火消し壺』。日本古来の壺は、空気を遮断して酸欠状態にして炭の火を消します。こうして火消し壺で消した『消し炭』は火付きがいいので、次回のバーベキューのときに再利用しましょう。
炭は土に返らないので、絶対に土に埋めてはいけません。燃え残りは炭専用の捨て場、各自治体のごみ処理方法に従ってください。
ちなみに私の住んでいる区では、炭は“燃えるごみ”の扱いとなっています。
区に念のため確認をしたら、『何キロもいっぺんに出すと収集しない場合もあるので、少量ずつ小分けにしてゴミに出してください』とのことでした。
下條民夫会長が、最後に、『いくらいい食材があっても雰囲気づくりや安心安全の基盤がないと、楽しさは半減してしまう。“バーベキューは人が8割、肉2割”なんですよ』とおっしゃってました。
しっかりと安全を確保したうえで、食欲の秋、皆さんでバーベキューを満喫してください。
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●ライター/あさがみちこ(片付けパーソナリティ)