それは言っちゃダメ! 実は双子ママを傷つけてしまうNGワード3選
2014年10月7日 | よみものそれは言っちゃダメ! 実は双子ママを傷つけてしまうNGワード3選

【ママからのご相談】
2歳の男の子と女の子の双子のママです。結婚してから数年経っても、なかなか子どもを授かることができずにいましたが、不妊治療を何度も繰り返しようやく双子を出産しました。とても元気に育つ子どもたちの様子に母としても喜びを感じる日々ですが、周囲の人たちから何度も「親戚に双子がいるの?」聞かれると、遠回しに治療の有無を聞かれているような気がしてなりません。純粋な興味なのかもしれませんが、嫌な気持ちになる私は心が狭いのでしょうか?
元気に育つ子どもたちに自信を持って!
質問ありがとうございます。フリーライターのnanakoです。
確かに最近、双子ちゃんの数が増えたように感じます。日本産婦人科学会の2011年分の集計によると、体外受精で生まれた赤ちゃんの累計は303,806人となったそうです。
体外受精をしないまでも、排卵誘発などの治療も盛んですから、不妊治療で生まれるお子さんは右肩上がりで増加しているのが現状です。双子ちゃんの数も同様でしょう。
たとえ、不妊治療で授かっても、それはいとしいわが子に出会うために、パパとママが努力をしたということです。興味本位な質問に惑わされず自信を持ってくださいね。
今回は、双子ちゃんママたちに、周囲から言われて困惑する言葉を聞いてみました。

気をつけよう! 双子ママを傷つける不用意な言葉3選
「母乳なの?」
双子を育てるにあたり、母乳があふれるように出ればどんなに助かるでしょう。
実際は、夜、眠る前の授乳タイムに粉ミルクを頼ってしまうことも。本当はゆっくりと母乳を飲ませてあげたくても、難しいものです。現実と願望の狭間で悲しくなることもあるようです。
「いっぺんに育っていいわね」
いっぺんに育ってしまうのは本当にいいことなのか、日々のお世話に追われている双子ママは考えてしまうことも。
1人ずつならば抱っこも沢山できますし、心に余裕のある育児ができたのではと考えてしまうことがあるようです。大きくなっても受験で学力の差が出たり、塾代が2倍になったりと、「1年でもずれてくれれば」と思う瞬間もあるそうです。
「年子よりはいいわよ」
言った本人は励ましの気持ちで言っているのかもしれませんが、この言葉を発していいのは経験者のみでしょう。
年子は赤ちゃんを育てながら出産するという大変さがありますが、双子育児には双子育児なりの困難があり、比べられるものではありませんね。
大きな双子ちゃん用のベビーカーにおそろいの洋服を着た双子ちゃんはとてもかわいくて、ついつい見つめてしまいますね。
でも育児中のママの心はとても敏感です。思いやりのある対応を心掛けたいですね。
【関連コラム】
・ママたちに聞いた、テーマ別「双子あるある話」
・一卵性と二卵性の違いとは? 双子を妊娠することの苦労と喜び
・双子ママの子育て事情4つ
●ライター/nanako(フリーライター)