子供の“爪噛み”の原因と治し方
2014年10月2日 | よみもの子供の“爪噛み”の原因と治し方

【ママからのご相談】
幼稚園年中と小学校2年になる子どもの母親です。小学校2年の子どもの“爪かみ”に悩まされています。しょっちゅう爪をかむので、ここ3年ほど指の爪を切ったことがありません。家でするくらいなら気にしていなかったのですが、参観日でも爪をかんでいるので、さすがに気になってしまって……。
“爪かみ”をやめさせる良い方法はありませんか?
“爪かみ”は子どもからのサインかもしれません。
ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。
お子さんの“爪かみ”に悩まされているようですが、わが子にも爪をかむクセがあります。そして、それは決まって私に怒られているとき……。
もしかしたら子どもの心理状態に原因があるのではないのかと予想しながら、“爪かみ”について調べてみました。

“爪かみ”をする子どもは不安定?
“爪かみ”は以下の4つが原因とされています。
(1)欲求不満
(2)過度の緊張
(3)不安や不満
(4)退屈
子どもは精神的な不安を和らげる手段として、爪をかむようです。このような手段を取る子どもには神経質・緊張しやすい・敏感・活動的・攻撃的などの特徴があり、情緒や社会性の未熟さがみられるようです。
また、親の過干渉、放任、厳しいしつけ、といった要因も考えられるので……“爪かみ”をする子どもの環境が良好! とは言い難いようです。
“爪かみ”をやめさせるために
“爪かみ”の原因としてあげたものに思い当たるところがあるのなら、早々に改善してあげたいものです。
また、心理的に問題がなかったとしても、“爪かみ”はやめさせたいクセであることに間違いはありません。爪の中にはばい菌も多くいますので、健康のことを考えても放置するのは問題です。
言葉を理解できるお子さんであれば、「爪をかむのは不潔」だと、しっかりと教えてあげましょう。深爪は感染症を引き起こすこともあるので、不潔だということと合わせて説明すると良いかもしれません。
女の子であれば爪にマニキュアを塗ったり、シールを貼ってあげるのもGOOD! 爪を保護するマニキュアも売っていますよ。
「爪をかむのをやめたら、おもちゃを買ってあげる」と約束するのも手段の一つですし、1日かまなければ特別なお菓子をあげたりシールを貼るのも良い方法。
それでも治らなければ、臨床心理士に相談することも考えてみましょう。
最後に
低学年の子どもは、緊張したり不安になったりする心をうまく発散させることができ ません。
そんな自分の心を誤魔化すためにしてしまうクセをやめさせるのも、またストレスになってしまうのでは……と思ってしまいますが、“爪かみ”は他の子から見ると不潔に見える行為なのは確かです。
イジメの原因になる可能性もありますので、早めにやめさせるように頑張りましょうね!
【参考リンク】
・口腔習癖(指しゃぶりなど) | 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020
【関連コラム】
・歯並びに悪影響を及ぼす子供の癖4つ
●ライター/亜依(ママライター)