メリットはある? 嫁の親と同居する“マスオさん状態”を円満に保つコツ
2014年9月30日 | よみものメリットはある? 嫁の親と同居する“マスオさん状態”を円満に保つコツ

ママライターのぬかぽんです。
サザエさんになぞらえて“マスオさん状態”といわれる、妻の両親と夫との同居。妻側から見れば、子どもを気軽に預けて仕事できたり、家事を手伝ってもらえたりとメリットが多そうですね。
ただし、一度はマスオさん状態になったものの、夫と両親の関係がうまくいかずに別居し、最悪は離婚につながるパターンもあるようです。
そこで今回は、幸せな“マスオさん状態”を保つための工夫などをご紹介いたします。
> マスオさん状態がうまくいかない理由(P1)
> 嫁の親と同居する夫の気持ち(P2)
> 夫が自分の親と同居する妻の気持ち(P2)
> マスオさん状態がつらくないという人の声(P3)
> マスオさん状態のメリット3つ(P3)
> マスオさん状態を良好に保つコツ5つ(P4)
> 嫁の親との適切な距離(P5)
> マスオさん状態だった渡辺謙の不倫(P5)
> まとめ(P5)
嫁の親と同居する二世帯住宅が増加している背景

旭化成ホームズが行った調査によると、1980年代の二世帯住宅は、息子夫婦との同居が76%、娘夫婦との同居が23%となっていましたが、2013年においては娘夫婦との同居が34%にまで増加しています。
これは、育児における協力や老後の備えなどを考える人が増えたからということで、共働き家庭が増えたことも背景にあるようです。
二世帯住宅自体も建てられるケースが増えており、理由としては、相続税の改正によって税金の面でもメリットが受けられるようになったことがあげられるでしょう。
なお、息子夫婦との同居に関しては、以前は「長男だから」「親が望んだから」という理由が多かったようですが、育児の協力を目的にする人も増えているようです。
マスオさん状態がうまくいかない理由

少子高齢化によって核家族化が進んでいる現代、妻の両親と同居してマスオさん状態になることは、やはりストレスがかかるもの。
いくら親族とはいえ、これまで生活をともにしてきたわけでもなく、家庭生活においては他人と言ってもいいぐらいです。
夫婦間であれば、愛し合った仲ですから多少の生活の違いは譲り合ったり歩み寄ったりしながら近づいていくことができますが、義両親はそうではありません。
もしかしたら自分とはまったく性格が合わず、世間一般的に見ても意地悪な性格だということもあるかもしれないのです。
“好きになった人の親”という理由だけで、食事や金銭感覚などあらゆる生活習慣を受け入れなければならなくなり、これは間違いなくストレスになります。
特に、義両親が子育てや家事などに口出しする元気があるうちに同居を始めてしまうとその傾向は顕著で、どうしても自分には向いていないと思う人は、介護が必要になってからなど、できるだけ遅らせるのが賢明でしょう。
→次ページでは、嫁の親と同居する夫の気持ちを見ていきましょう。