アタマの形に要注意! 赤ちゃんの“扁平頭”が引き起こす症状と治し方
2014年9月23日 | よみものアタマの形に要注意! 赤ちゃんの“扁平頭”が引き起こす症状と治し方

【ママからのご相談】
生まれて1か月の赤ちゃんがいるのですが、向き癖がついているようで、頭の形がいびつになってきました。1か月検診では、「気にしなくても良い」と言われたのですが、不安でたまりません。何か良い方法はありませんか?
アメリカでは“扁平頭”と呼ばれる病名がついている事実を知ってください。
ご相談ありがとうございます。ママライターの亜依です。
頭の形がイビツとのことですが、お医者様に診てもらった結果ですので、気になるほどではないと思うのですが……母親としては気になってしまいますよね。私も、「どうしてこんなにコメツブみたいな頭の形になっているの?」と不安に思った経験がありますよ(笑)。

運動能力に差が出る“扁平頭”とは?
日本の医学では頭のゆがみは特に重要視されていないようですが、アメリカでは見た目の問題だけでなく、医学的に重要視されているという事実があります。
『Flathead Syndrome(扁平頭症候群)』という病名もついているのですが、日本では馴染みがありませんよね。
生後4か月から1歳までの赤ちゃんを対象に行われたデータによりますと、『扁平頭の子はそうでない子と比べ、運動能力の遅れがある』と発表されています。
そんな扁平頭は1992年、突然死症候群を防ぐためにアメリカの小児科学会がうつぶせ寝を推奨しなくなった結果、増加したと言われています。
扁平頭が引き起こす症状とは?
先ほど述べた運動能力の遅れだけでなく、首の骨や背骨のねじれ・母乳がうまく飲めない(口を大きく開けられないため)・頭痛・肩凝りがあげられます。
生後12週までの赤ちゃんの対象とした調査によりますと、78.3%もの赤ちゃんに、向き癖による扁平頭の症状が見られたそうです。
扁平頭を治すために
向き癖を治してあげるのが一番です!
赤ちゃんは光の方を向く癖があるので、できるだけいろんな方向を向けるように布団の位置を頻繁に変えましょう。赤ちゃん専用の枕を使用するのもオススメですし、たくさん抱っこをしてあげるのも良いそうです。
すでに平らな部分があるときは、タオルを丸めて向き癖のある方とは逆の肩の下にそっと入れてあげましょう。赤ちゃんが転がってうつ伏せにならないように注意してあげてくださいね。
逆に、長時間寝かせたままやチャイルドシート・ベビーラックなどに入れっぱなしにしておくのはNG!
生後6か月になると頭も固くなってきますので、それまでの我慢です。
●ライター/亜依(ママライター)