体調不良は夫が原因カモ? あなたを“夫源病”にする旦那の特徴と対処法
2014年9月23日 | よみもの体調不良は夫が原因カモ? あなたを“夫源病”にする旦那の特徴と対処法

育児や家事に忙しい毎日を送っていると、なんだか体の疲れが抜けきっていないような感覚になることってありますよね。
「最近あまり睡眠とってないから」「子どもたちを叱ってばっかりだから」と、仕方ないこととして日常を送っている人も多いと思います。
しかし、もし体の不調が続いているようであれば、それは“夫源病”かもしれません。
あまり聞き慣れない言葉だとは思いますが、今若い女性にも多く発症している症状だと言われています。
今回は、少しでも体に不調のある主婦ならチェックしておきたい、“夫源病”についてお話ししていきます。

夫源病とは
夫源病。字面から想像できると思いますが、簡単に言うと夫が原因で体に不調をきたす症状のことを言います。
主に夫に対するストレスが原因です。どんな夫婦にも多少の軋轢はあるものですが、それが積み重なるといずれ取り返しのつかない重篤な症状として爆発する可能性もあります。
これは夫に少しでも不満を感じている人なら、誰でもなりうる症状です。なるべく早いうちに対処しておくことが最大の予防となります。
また、夫源病の主な症状には、以下のようなものが挙げられます。
・疲労感
・肩こり
・不眠
・吐き気
・多感
・パニック
・めまい
・胃痛
・耳鳴り
・動悸
・イライラ
見ての通り、夫源病は更年期障害と共通する症状が多いです。そのため、これまで更年期障害として一緒くたにされてきました。
しかし、夫へのストレスが原因でこういった症状を発症することが知られるようになり、更年期障害とは区別されるようになりました。
40〜60代の女性に多いとされていますが、最近では20代でも発症することが分かっています。
妻を夫源病にさせやすい夫の特徴
あなたの夫に、以下のような特徴はありませんか? もしあるなら、あなたはいずれ夫源病にかかってしまう恐れがあります。
【妻を夫源病にさせやすい夫の特徴】
(1)亭主関白で、上から目線で話すことが多い
(2)外面はいいのに、家の中では無愛想
(3)「ありがとう」や「ごめん」などの気遣いの言葉を言わない
(4)自分では一切手を出さないのに、育児や家事に口出ししてくる
(5)仕事以外に趣味がない
(6)車の運転で常にイライラしている
(7)妻が一人で出かけることを嫌がる
(8)本当は放置しているのに、イクメンぶりを周りにアピールする
このうち、5つ以上当てはまることがあれば、あなたは要注意です。
夫源病は知らず知らずのうちに進行し、自覚のないまま発症していることもしばしばあります。
当てはまる項目が多い方は、この機会に少し夫への不満がたまっていないか思い出してみてください。
夫源病になった主婦の体験談
『私の夫は分かりやすい亭主関白で、女は家で家事でもしてればいいみたいなタイプでした。
独身のときはそんな夫の男らしいところに惚れていたのですが、子どもが産まれてからというもの、夫があまりにも家事や育児を手伝わないことに嫌気が差すようになりました。
私がつわりがひどくて倒れ込んでいるときも、2歳の息子を放置して自分はテレビに夢中。
ご飯も全く作ってくれず、横になっている私に「おい、もう十分休んだだろ」と料理の催促をしてきました。
私は仕方なくフラフラと料理を作ったのですが、このときから時々動悸がするようになりました。
そのうち治るだろうと思って放置していたのですが、次第に動悸とめまいがひどくなってきて、これじゃまともに生活できないと思い、病院へ。
すると精神的なストレスからこれらの症状が現れているかもしれない、と医者に言われました。
最初私は子育てのせいだと思っていたのですが、よくよく考えてみると、夫から理不尽なことをされたときにだけ発症していることに気づきました。
それでようやく自分の体調不良の原因は夫にあるんだと分かったのです。それから夫に正直にそのことを伝え、私や家族への接し方を変えてもらうように頼みましたが、夫は「そんなことで体調不良とか言ってたら俺は毎日死んでるよ」と冷たく返されました。2年後、耐えきれなくて私は離婚しました』(44歳女性/6歳男児・4歳女児のママ)

夫源病への対処法
夫源病は、倦怠感が続くといった軽いものから、パニック障害などの重いものまでさまざまな症状を引き起こします。
なるべく早めの対処が肝心となりますので、もし自分が夫源病かも? と感じたら以下の対処法を試してみてください。
(1)少しでも夫に不満を伝える
夫源病にかかる女性は、責任感が強く我慢強い傾向にあります。感情をためこみやすい人、と言い換えることもできます。
ストレスは発散しないとどんどんたまっていきます。そのため、夫からストレスに感じることをされたら、そのことを正直に伝えてみましょう。
「それができたら苦労しないよ」と思うでしょうが、あなたがいつか体調を崩したとき、困るのはあなたや子どもたちです。夫は気にせず仕事を続けるかもしれませんから。
最悪の場合は離婚にまで至るケースもあります。少しでもいいです。夫へ「こういう部分がちょっと引っかかる」と言ってみましょう。
他人から言われてみないと気づかないことって数多くあります。まずは自覚させることが大切なのです。
それで夫から反発があったり、聞き入れてもらえなかったりした場合は、「離婚」というキーワードをちらつかせてもいいです。
とにかく、最終的な目標は“家族の幸せ”ですから、それに向かって努力をすることが大切です。
(2)涙活をする
“涙活”とは、思い切り泣いてストレスを発散させる行為のことを言います。
人は涙を流すことでストレスを解消することができます。涙を誘うような感動的な本や映画を見て、思いっきり涙を流しましょう。
ここで注意したいのは、悲しい物語は見ないということです。なるべくポジティブな涙を流すようにしましょう。
(3)運動する
運動もストレス解消に有効な手段です。忙しくてそれどころじゃない、という方が多いと思いますが、一日15分の散歩でもいいのでぜひ外の空気を吸ってみてください。良い気分転換になりますよ。
いかがでしたか?
夫源病は離婚の大きな原因になると言われています。自覚のないまま進行していることも多いので、まずは自分が夫への不満をため込みすぎていないか確認してみることが大事です。
夫婦のため、子どものためにもなるべく早い段階で対処し、幸せな家庭生活を送るようにしたいですね。
【参考リンク】
・更年期・更年期障害とは? | 小林製薬
●文/パピマミ編集部