初めての“母乳育児”への不安解消法
2014年9月19日 | よみもの初めての“母乳育児”への不安解消法

【ママからのご相談】
もうすぐ第1子の出産を控えているプレママです。母乳育児をしたいと思っていますが、ちゃんと母乳が出るのか、自分に母乳育児ができるのか不安もあり、また実母の勧めもあって、哺乳瓶や粉ミルクなども念のために購入しておいた方が良いのか悩んでいます。
焦らず頑張ってみましょう。
ご相談ありがとうございます。2歳になったばかりの息子のママライター、bluegreyです。
もうすぐ待望の赤ちゃんに会えるのですね、楽しみですね!

本当にほとんどの人は母乳が出るの?
まず、ちゃんと母乳が出るのかどうか。赤ちゃんが産まれて実際に母乳育児がスタートしないとわからないだけに、不安ですよね。
岡山医療センター小児科医長の山内芳忠医師は『本当に母乳が出ない人は100人〜200人に1人』、岡山産婦人科医院の岡村博行院長も『出ない人は多く見積もって100人に5人はいない』と、それぞれの経験に基づいて証言しています。
出産前から母乳の分泌が多い人もいれば、私自身もそうでしたが、出産後しばらく赤ちゃんに吸ってもらってようやくスイッチが入り、母乳育児が軌道に乗るパターンもあります。
産前からできるマッサージなどもありますが、やはり赤ちゃん本人にたくさん吸ってもらってこそ母乳は分泌されます。
母乳育児を妨げる大きな原因の一つに、実母など周りの母乳育児へ理解不足からくる、「人工乳(粉ミルク)を足したら?」といったような言葉があるようです。
赤ちゃんは3日分のお弁当と水筒を持って生まれてくる
これはライター自身が出産した際にお世話になった産院で、助産師さんや医師に幾度となく言われた言葉です。
「絶対に出るから、赤ちゃんも頑張っているから、お母さんも頑張って」と言われて、2日2晩授乳し続けていたとき、それでも母乳は出ず、泣き続ける息子に申し訳なくて不安でたまらず、思わず涙が出たこともありましたが、2歳の誕生日を機に卒乳した今となっては良い思い出です。
少し時間が掛かったとしても、諦めないでくださいね。
実は産後ダイエットの最大の味方
栄養面、免疫がたくさん……赤ちゃんにとってはまさに良いことだらけの母乳。
お母さんにとっては乳首が痛かったり、乳腺炎になってしまったり、長時間に及ぶ授乳が苦痛だったり、大変なことも多い母乳育児ですが、朗報もあります。
赤ちゃんが1日に飲む母乳のカロリーは、母親が10kmを走るカロリーに相当するそうです。しかも、乳房を吸われることで分泌されるホルモンは、母親の下腹部や臀部の脂肪を母乳の脂肪に変えてくれるそう!
何より授乳タイムは赤ちゃんとお母さんだけのコミュニケーションの時間。たくさん目を見て、たくさん話し掛けながら母乳育児を楽しんでください。
●ライター/bluegrey(ママライター)