もしかしてADHD? 感情が乱れるワケと上手なコントロール法
2014年9月19日 | よみものもしかしてADHD? 感情が乱れるワケと上手なコントロール法

【ママからのご相談】
小学2年生の一人っ子の息子のことで悩んでいます。感情のコントロールが難しく、少しでも否定されると暴言を吐いたり物に当たったりします。
優しく冷静に対応することがなかなかできず、怒鳴ったり叩いたりしているのが現状でした。そうなるとますますヒートアップし、「オレが死ねばいいんだろ」などと言うこともあります。そう息子に思わせている自分が情けないです。
私たちの対応がいけなかったと反省しており、なるべく冷静に対応するよう心掛け始めたところですが、もう手遅れではないかと心配でたまりません。
私は息子はADHDの特徴があると思っています。学校からは特に指摘されていませんが、友人トラブルも多く心配です。
> 感情のコントロールができないワケ8つ(P1〜2)
> 感情のコントロールができないことによるデメリット(P3)
> 感情をコントロールする方法9つ(P3〜4)
> 子どもの感情と向き合う方法3つ(P5)
> まとめ(P5)
こんにちは。心理カウンセラーのTomokoです。
ご相談内容を読ませていただきました。今はいろいろなことが良い方向に考えられず、苦しい思いをされているのだと思います。
さて、最初にご相談者様はお子さんへの対応が手遅れではないかと心配をされていましたが、手遅れでは全くありません。必ず良い方向へ向かうと信じてください。
お子さんは、コントロールできない感情にどうしていいかわからず、自信を無くしてしまっているのかなと思います。
「オレが死ねばいい」といった言葉は、自分の存在を自分で認めることができていないときに出てくる言葉だと思います。
感情とは?

喜びや悲しみなどの気持ちを感じることができるのは、私たち人間や動物だけと言われています。
これらの“感情”は外から運び込まれてくるものではなく、自分の中から湧き上がってくるものです。
人の悩みの多くはこの感情に由来するものですが、感情を失ってしまえば他者と関係性を築くこともできなくなってしまうでしょう。
感情をうまくコントロールすることは、社会生活を送る上で必要不可欠なことと言えます。
感情のコントロールができないワケ8つ

(1)余裕がない
理由はさまざまですが、追いつめられて気持ちに余裕がなくなってくると、人は次第に感情的になっていきます。
「お金がない」「時間がない」など、マイナスの状況が続くと周りが見えなくなり、感情をコントロールすることができなくなってしまうのです。
→次ページでも、引き続き感情のコントロールができないワケを見ていきましょう。