毒親になってない? ヒステリックな母親が子どもに与える悪影響
2014年9月18日 | よみもの毒親になってない? ヒステリックな母親が子どもに与える悪影響

【パパからのご相談】
もうすぐ3歳になる息子がいます。最近、妻が子どもにダメだしばかりをしているようで気になります。
先日、妻にそのことを言うと、「ずっと一緒にいる私の身にもなってよ! 全然言うこと聞かなくて大変なんだから!」とキレられました。このままでも大丈夫でしょうか?
> 母親のタイプに見る子どもの傾向(P1)
> 母親がヒステリックになってしまう原因6つ(P2)
> 母親がヒステリックになるのを抑えるコツ4つ(P3)
> ヒステリックな母親への対処法3つ(P4)
> まとめ(P4)
こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。ご相談ありがとうございます。
お仕事が終わって帰宅しホッとできるかと思いきや、「そんなことしちゃダメでしょ!」「これはダメって言ったでしょ!?」とヒステリックな声が家の中で聞こえる。
なんだか自分まで叱られているような気分になりますよね。
しかし、ずっと一緒にいるママの気持ちも私にはよく理解できます。
その上で、今回は客観的に母親の態度が子どもに与える影響についてお話しをしたいと思います。
親が与える子どもへの影響

どんな家庭で育ったかによって、子どもの性格は大きな影響を受けます。
特に長い時間を一緒に過ごすママの影響は、子どもの性格を形成していく上で重要な鍵を握っています。
東京国際大学名誉教授で心理学者の詫摩武俊氏らの研究によると、『一般的に支配的な親の子どもは自主性が乏しく、依存心が強い一方で温和な性格になりやすい。また、過干渉の親の子どもは神経質で臆病、否定的な親の子どもは反社会的で暴力的な性格になりやすい』ということです。
母親のタイプに見る子どもの傾向

ママのタイプと、育つ子どもの傾向をご紹介します。
[受容型(愛情表現豊かで子どもに理解を示す)】
⇒ 情緒は安定し、思慮深い傾向
【拒否型(子どもに拒否的で敵意すら示す)】
⇒ 情緒不安定、反社会的、冷淡、神経質、暴力的な傾向
【統制型(子どもの活動を心理的に制限)】
⇒ 依存的、消極的な傾向
【自立型(子どもの自立活動を促す)】
⇒ 友好的、自己主張・独立心が強い傾向
→次ページでは、母親がヒステリックになってしまう原因を見ていきましょう。